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Food Chain Goblins Primer

原文
Food Chain Goblins Primer
著者
Joshua Silvestri
訳者
NPCさん
投稿日
2004-08-24
更新
2004-08-31

フードチェイン・ゴブリンの歴史

ゴブヴァンテイジのルーツ[A1]

これが《Goblin Recruiter》/《Goblin Ringleader》のエンジンを使用した初お目見えのゴブリン・デッキ。当初彼によって作られたこのデッキは2002-2003シーズンのエクステンデッドに於いて3度、トップ8に入った。

その後、ついにPTQにて優勝を飾るまでに至った。

ゴブヴァンテイジの成功[A2]

このデッキは、2003世界選手権にてFIRE BALL PRO のチームやその友人のチームから計7名が使用した。ゴブヴァンテイジは、ヴェネチアPTQシーズンのため前川徹氏によってデザインされ、信下淳氏によってより一層の改良が成された。スカージ以前のゴブヴァンテイジは、失敗だった。横浜Masters Gatewayではなんの印象も与えることなく終わってしまった。

しかしながら、《Goblin Warchief》や《Siege-Gang Commander》のスカージ以後池田氏は、チームメイトを説得し、何度もテスト・プレイを重ねるとともに、喜ばしい成績を収めた。日本チーム(+友人)の全員が、そのデッキで世界選手権を4勝2敗、もしくはそれ以上の成績を上げたのだ。(唯一の例外として家庭の事情で池田剛氏はイベントを早く去らなければならなかったが)

初期デッキの主要コンセプトは単純だ。ゴブリンによるビートダウンを素早く決めるか、《Recruiter》《Ringleader》で3体の《Piledriver》と1体の《Warchief》を引っぱって来るかだ。

石田格氏は、《Goblin Recruiter》が《Necropotence》に匹敵するものだと気付いた最初の人だ。そして、こんなことをいっている。《Recruiter》は史上最高のゴブリンであると。この支持をよそに、唯一の問題は《Goblin Lackey》にあるとして、世界選手権後エクステンデッドに於いて禁止カードに指定されたのだった。ミラディンがリリースされるとすぐにそのデッキの権化は、もたらされたのだった。そう、長く忘れられたカードを装填したもう一つのデッキと同じように。これら双方のデッキは、石田氏の《Recruiter》に関する発言が正しかったことを証明している。

フードチェイン・ゴブリンとシース・ゴブヴァンテイジの出現[A3]

双方のデッキは、ティンカーと並んでPTニューオリンズにて旋風を巻き起こした。双方のデッキは、シーズンを通じて広く使用され、《Recruiter》のパワーを見せつけた。《Food Chain》は《Recruiter》や《Ringleader》のエンジンを悪用し、元のデッキを越えさえもした。追加のマナを得ようと連鎖を続けるため《Recruiter》や《Ringleader》を生け贄に捧げることで3体ではなく13体ものゴブリンが場に出てくる。シース・ゴブは単純に20体以上のゴブリンをデッキに積み、《Goblin Charbelcher》を起動し、瞬殺するものだ。もしフードチェインとゴブヴァンテイジの結びつきに関しての詳しい記事が読みたいのなら、以下のURLを参照するといいでしょう。

http://www.yourmovegames.com/news/ThestoryofFoodChain.shtml

これには、《Recruiter》による異なった3つのハイパー・デッキが紹介されています。しかしならが、次のエクステンデッド・シーズンを迎える前に、ついに次の禁止・制限発表により禁止カードに指定されました。

フードチェインのタイプ1への転用と現在のバージョン[A4]

これは筆者のフードチェイン・ゴブリン(2003の制限前のバージョン《Chrome Mox》4積み) 2,3の有り難い提案(JPmeyer氏から《Mana Crypt》)ののち、当時としては基本的に完璧なものが出来た。しかしながらすぐに12月以降このデッキのマナ基盤を作り直さなければならなかった。(禁止カード指定のため)そして筆者は、苦境に対抗するべくデッキをテストする段階に立ち返ったのだ。最終的には、見落としていた2,3のゴブリンと《Wasteland》を加えたのち、筆者は現在のバージョンに至った。

これは最近になってひょっと出て、Du"lmenでトップ8に入ったフードチェイン・デッキだ。これを見て気付くことはフードチェイン・デッキのメインボードにおける鉄則だ。《Food Chain》とマナ・カードを除いて、ゴブリンでないカードが含まれていないことだ。加えて《Ancient Tomb》と《Goblin Matron》が4積みされている。Bebe氏と筆者は、これらがシース・ゴブから受け継いだものであり、確定的なものではない、改良の余地はあるだろうと信じている。ただ、いい結果を収め続けていることを書き留めておこう。

こちらは、限定予算内でのバージョン。ただし私(筆者)は、メインの方でパワー重視バージョンを選んだけどね。《Mox Ruby》は基本地形の《Mountain》で構わないし、《Black Lotus》や《Mox Emerald》、《Chrome Mox》でさえ《Elvish Spirit Guide》に置き換えることが可能だ。《Strip Mine》のないバージョンや変形バージョンもあるし、ヨーロッパでは初期のリストにもある。これが今日のゴブリンデッキの立ち位置だ。予算内で作るにはマナ基盤さえ代えればいい。そしてこちらが私(筆者)の予算限定バージョンのマナ基盤だ。

Goblin Chains Budget

このデッキをプレイする理由とコンボが発動、適切な積み上げ方と一般的な戦略。

何故このデッキをプレイするのか? [B1]

それでは、十二分にテスト・プレイをしそこねていないか自問してみましょう。繰り返し練習すべきフードチェイン・ゴブリンをプレイするための理由が、主に4つあります。

  1. 速攻デッキを全て駆逐しなければなりません。コンボ用のカードを手札にしたなら、1本目の速攻デッキに対する優位性は揺るがず、勝つのですから。
  2. コントロールやワークショップのデッキに対しても優位にあります。コンボ・デッキとして作られているのだが、通常の速攻デッキのようにプレイでき、十分な活躍を見せます。これが、部分的にはコンボ・デッキでありながら、コントロールやワークショップがマッチアップに苦しむ理由です。
  3. そして、安価であること。これ以上ないくらい安上がりなことです。限定予算内のバージョンに限ってしまうと一番高いカードは、《Piledriver》と《Taiga》でしかありません。
  4. 1月、ヨーロッパのメタゲームに入っており、トップ8のうち3つを占めたことからその強さを証明しています。(しかも、限定予算内で作られたものがです。)つまりは、メタの中にあっても生き残れ、セオリーに縛られないことを示しています。

コンボはどのように発動するのか? [B2]

ライブラリーをゴブリンでいっぱいにするため《Recruiter》を使い、《Ringleader》を1番目と4番目のカードとして置く。そして、《Food Chain》を使って《Recruiter》を生け贄に捧げ(訳注:正確には、ゲームから除外)、他2マナとともに最初の《Ringleader》を場に出す。すでに場に出ている《Ringleader》を生け贄に捧げ続け、《Food Chain》から新しい《Ringleader》を手にする。そして、軽めのゴブリンを生け贄に捧げ続け、《Food Chain》によって、各種大量の奴らを場に出したなら、(数枚の肥大化した《Piledriver》を含め)全アタックし、勝つ。

もちろん《Goblin Sharpshooter》や《Siege-Gang Commander》といったカードによって、ビートダウンし、直接ダメージで倒すことも可能だ。この場合、次のような形態がいいだろう。《Sharpshooter》1体にSGC(《Siege-Gang Commander》)、特に《Prospector》といった総計13体のゴブリンによるものだ。《Prospector》で2体のゴブリンを生け贄に捧げ、《Sharpshooter》を2度起動し、《Siege-Gang Commander》で《Sharpshooter》を火力として放つ。これなら、3体のゴブリン毎に、最大5ダメージを与えることが出来る。ただ気を付けなければならないことは、このような方法を《Sharpshooter》や《Siege-Gang Commander》《Goblin Warchief》を20ダメージ与えられるまで生け贄に捧げてはならないことだ。忘れてはならないのは、生け贄に捧げることが《Food Chain》とは連動しないことだ。なぜなら《Food Chain》は墓地に送るのでなく、ゲームから取り除いてしまい、またクリーチャーをプレイするためにしかマナが使えないからだ。クリーチャーを生け贄に捧げるため、《Sharpshooter》をアンタップ状態にするためには、《Skirk Prospector》を使う必要がある。

同じような理由で、ドラゴン・デッキで提案されている使い方とは異なり、《Caller of the Claw》は有効ではないことを書き留めておこう。

リクルーターを使ってのさまざまな積み上げ [B3]

注記:下記は《Food Chain》が場に出ているものと想定してのものです。

《Goblin Recruiter》による通常の積み上げ(対アグロ)はこのようになります。

これで、《Warchief》や《SGC》、《Sharpshooter》《Prospector》と4枚すべての《Piledriver》を場に出せます。《Prospector》でSiege-Gangのトークンを生け贄に捧げるという自由な裁量をも、もたらせてくれます。そうすることによって《Incinerator》をサイクリングし、《Sharpshooter》の能力を使って自由に場を一掃できます。

対コントロールのセットアップ

この並べ方は、もしコンボが妨げられたとしても、勝ち目を最大限に広げることに特化したもの。《Warchief》は、より軽いゴブリンを生み出せます。そして《Food Chain》が場に出るに応じて破壊されたとしても、《SGC》を次のドローで引けるようセットします。1枚目の《Piledriver》ののち、2枚目の《Ringleader》とともに残りの《Piledriver》をセットします。私はこれが、軽量で効果的な脅威を伴った、一番勝算のあるものだと思っています。

この特化したものは3枚目の《Ringleader》以降が肝心。なぜなら、《Moat》や《Fog》といったカードを持っていたならば勝ち目が薄くなるからです。コンボが不完全に行われずに引くなら、基本的にこれは役立つものではない。4枚目の《Ringleader》は、ピンポイント除去に備えてのホントに軽いものだ。《Food Chain》により最低限の生け贄から最大限の見返りが得られる。

Godzilla 氏は、対コントロールへのもう一つ積み上げに、こうも提案している。もし、カウンターが怖いのなら3,4枚の《Ringleader》をライブラリーのトップに積むのがいいだろう。そうすれば、次から次へと継続的にプレイできるだろう。このプランは、いくつかのメリットがある。こうした方がいい場合があるし、つまりは積み上げの順番が使いやすいようにでき、思い通りに展開を止めておけ、描いた場の状況と可能な選択肢を与えてくれる。

対コントロールとして、どう積み上げるかということが何よりの問題。対コンボでは、どう積み上げようとさほど問題にはならないのだが。アグロとのマッチアップのようにセットすればいい、なんだかんだいって、《Piledriver》が片を付けてくれるのだから。

《Workshop》は、アグロやコンボとのマッチと変わらないものでいいでしょう。しかし《Sphere of Resistance》もしくは《Pyrostatic Pillar》が場に出ているのなら変わってきます。状況に応じて積み上げの順番を変えなければなりません。こちらが《Sphere》がある場合のサンプルです。

対《Workshop》へのセットアップ(《Sphere of Resistance》が場にある状況で)

次のような展開を想定しての順番です。

(訳注:ここでも生け贄に捧げる→ゲームから取り除くとなるべき)

これは、3マナが出せることを想定してのものだ。それ故に《Tangle Wire》が場にある状況なら、動けないだろうし、これに対する解決を見出さなければならない。《Pillar》に対しては、単純にライフがどのくらいなのかより分け、最低限プレイしなければならない軽量のゴブリンがどれだけあるのか考慮しなければならない。コンボを発動するときにライフが10点以下でないなら、何ら影響はないでしょう。そのときでさえ、3マナ以下のクリーチャーで3,4体の《Piledriver》をプレイすることは難しくないだろうから。

そして、《Workshop》デッキの中でも《Trinisphere》が幅を利かせている。

対《Workshop》へのセットアップ(《Trinisphere》が場にある状況で)

次のような展開を想定しての順番です。

(訳注:ここでも生け贄に捧げる→ゲームから取り除くとなるべき)

それでは通常のゲームです。

もし《Food Chain》がない状況で、4マナがあるのなら積み上げに行くべきです。これは、一般的によくあるもっとも代表的な積み上げ方の一つです。

一般的な戦術 [B4]

このデッキの一般的な戦術は、わりあい単純です。もしアグロやコンボに対して適切なコンボ・パーツが揃いそうだと感じたなら、直ちにコンボでの勝利を収めるでしょう。コントロールやアグロ・コントロールに対して、一般的にコンボ・パーツを餌にカウンターさせたり、《Strip Mine》などでリソースを破壊することで徐々に脅威を与え相手より優位にプレイできます。《Workshop》デッキでは、往々にして五分のマッチです。なぜなら時にはコンボを機能させないことができますが、それ以外の時は止められず好ましくない結果になってしまいます。《Workshop》とのマッチで鍵となる一つが、融通の利かない積み上げをしようとせずに、いつ単純にビートダウンに行くべきかを見極めることです。

忘れてはならないのは毎ターンのように《Goblin Lackey》が常にいい脅威となってくれることです。それは、《Siege-Gang》や《Stirp》などを手札に待ち構えていることを考慮するならいうまでもありません。《Piledriver》や《Warchief》も、何ヶ月にもわたってエクステンデッドやブロック構築、スタンダードで見せてくれているように強力なコンビネーションを発揮してくれます。生粋のゴブリン・デッキのように、どのマッチアップでもコンボなしに十分戦えることを心に留めておくといいでしょう。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。