- 原文
- On The Road - Info on the North American Challenge
- 著者
- Alex Shvartsman
- 訳者
- タイ屋
- 投稿日
- 2004-03-30
- 更新
- 2004-03-30
私はラスベガスのホテルの部屋で、ウィーク・イン・レビューのこの回を書いています。ゲーム製造業者、店のオーナー、その他ゲーム業界の人々が、ここで行われているGAMAトレードショー(※直訳するとゲーム製造業協会見本市)という名のイベントに出席しています。オリジンやジェンコンがプレイヤーのためにあるのと似た意味で、これは業界内の人間のためにある年1回の重要なコンベンションです。
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストのようなゲーム製造業者が、彼らのゲームを実際に販売している人々と直接顔を合わせて、発売予定の製品と計画について話したり、あるいは彼らのブランドの成功を助けてくれた小売店に感謝したりしています。ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは毎年GAMAにおいて重要な存在です。今回もそれは同じです。
私はGTSでいくつかホットでエキサイティングなマジックのニュースを仕入れてここで報告したいと思っていたのですが、しかし、 WOTCはこのショーでは他の製品ラインに注力しており、今のところ重要な発表はなされてないようです。
GTS は毎年開催されるトーナメント・オーガナイザーの会合です。プロツアー予選とプレリリース・トーナメントの開催を任された人々がヴェガスに集まって、WOTCの組織プレイ部の人間と直接顔を合わせて、新しいポリシーと計画とを学びます。それから、それらのトーナメントがみなさんにとってもっといいものになるように、自分たち自身でネットワークを作ったり、会社に対してフィードバックを提供したりするのです。
誰もがPTQを開催できるわけではありません。その一方でいくつかの店は彼ら自身でイベントを作り出すために団結して、素晴らしい仕事を成し遂げました。
ノース・イースト・チャレンジは最高の例でしょう。これは、マサチューセッツのショップ、TJ Collectiblesのトム・シア(Tom Shea)が推進してきて、過去数年間で東海岸における重要なトーナメント・サーキットになりました。
背景となるアイデアは、多数の店が予選トーナメントを開催して、何ヶ月かの長い予選シーズンの最後には、多額の賞金のあるトーナメントが待っているのです ―― プロツアー予選からプロツアーに合流するのとよく似ています。
このシリーズは、最初はニュー・イングランド・チャレンジという名前の下、少数の店とともにささやかにスタートしました。それは拡大し続けました――部分的には著名なプレイヤーの興味を引きつけたために、また部分的にはトム・シアが大量の宣伝活動を続けたために。
NEWはこれまでの2年にわたってサイドボード上で詳しく報道されてきました。今年のサーキットは、Scrye誌の最近の号でプレビュー記事が掲載されました。それから、Mage誌で特集が組まれる予定です。サーキットが発展するにつれて、それは古い名前に似合わないほど大きくなり、ノース・イースト・チャレンジと呼ばれるようになりました。
今年はもっと多くの店が国中から参加していることで、その名前でさえも十分ではありません。それは今や、ノース・アメリカン・チャレンジと呼ばれています。今年、NAC の優勝者は、なんと2500ドルを獲得するでしょう――グランプリの1位を超える額です! 上位24名のプレイヤーが賞金を手にし、最終トーナメントに出場した全員が大量のブースターパックの賞品を受け取るでしょう。
店は、4月から予選イベントを開催し始める予定です。参加している各店は、5回の予選を主催することになっています。これらのトーナメントのそれぞれの優勝者と、優勝者以外で5回のイベント全体で最も優れた成績を残したプレイヤー1人とが、決勝への出場資格を得ます。最も成功したチームをチャレンジに送り込んだ店は、トロフィーを勝ち取るでしょう。
大半のプレイヤーにとって、NEC予選トーナメントはまた、地区選手権に備えてスタンダードの技量を磨く機会を与えるでしょう。向こうニ、三ヶ月では最大規模となるスタンダードのイベントであるNECからの結果とデッキリストは、地区選手権のメタゲームを形成する可能性がありますし、したがってプレイヤーたちからの注目を集めることでしょう。
参加に興味のあるプレイヤーと店のオーナーのいずれも、tjcollect.comでNECについての詳細な情報を得られるでしょう。
(私にEメールで答えを送ってこないように。正解は次回のこのコラムで)
今週はいずれもキャントリップ(何らかの効果の他に「カードを1枚引く」能力を持つカードの総称)を使うことでゲームに勝つ、というテーマで共通しています。
「私のプレイグループでは、昔のコモンとアンコモンの入った箱からパックを作り直してドラフトしています。いろんなマジックのエキスパンションから持ってきたカードを使っています。そこで、いくつかの奇妙なコンボが発生します。
このゲームでは、私は《灰色熊/Grizzly Bears(8ED)》1匹を出していて、あと1枚のカードだけが手札にありました。一方対戦相手は《屍賊の嫌悪者/Nim Abomination(DST)》で殴ってきました。私のライフは2点しか残ってなかったので、それをブロックする以外に選択の余地はありませんでした。手元にある私の1枚のカードは《狙い撃ち/Guided Strike(JUD)》だったので、それでもう1枚別のカードを持ってくるチャンスがありました。私のデッキには1ダースかそこらぐらいのカードしか残っていませんでした。
そこで、私は何が残っているか必死に考えた後で、《狙い撃ち/Guided Strike(JUD)》を使いました・・・《屍賊の嫌悪者/Nim Abomination(DST)》を対象にして!
私は1対12のギャンブルに賭けて、そして、希望していたカードを引き当てました ――《信仰の試練/Test of Faith(DST)》を!
屍賊の4ポイントの先制攻撃のダメージ中、3ポイントをそれで防ぎ、熊はダメージを与える前に5/5クリーチャーになっていました。ターン終了時には場はひっくり返ってました。対戦相手は私の運に皮肉を言ってきましたが、とにかく私はゲームに勝ちました」
「僕はある男と、地元の店でカジュアルデッキで対戦していた。彼は《夜の力/Strength of Night(AP)》のためにグリーンをタッチしたゾンビデッキを使ってた。僕は青赤の《ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor(DST)》デッキを使ってた。
《霊気の薬瓶/AEther Vial(DST)》2枚と《魔力の導管/Power Conduit(MRD)》1枚と《地核搾り/Coretapper(DST)》とで反応炉に蓄積カウンターを載せていく一方で、《ヴィダルケンの技術者/Vedalken Engineer(DST)》と《地核搾り/Coretapper(DST)》をブロッカーに差し出してなんとか蓄積できるまで生き延びようとした。
《太陽のしずく/Sun Droplet(MRD)》のおかげで生きてはいたけど、何ターンか、クリーチャーをドローできなった。そういうわけで、急速にブロッカー――とライフがなくなっていった。
計算の結果、次の彼の攻撃で死んでしまう状況だったけれども、それまでにカウンター16個載せるのが精一杯だと分かったので、《解体作業/Dismantle(DST)》を引けと思いながらドローした。ドローは《彫り込み鋼/Sculpting Steel(MRD)》だったので、僕はがっくりきてため息をついた。《魔力の導管/Power Conduit(MRD)》をコピーすることはできたけれども、それでは反応炉に載るカウンターを17個にできるだけだった。
しょうがないので、他にできることがないか、あたりを見回してみた。それから、対戦相手の場の、一見無害そうな《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》に気付いた。絶望的ではあったけれども、彼の宝球をコピーして、ドロー能力を使うために赤マナを出して何か引くことにかけた。僕はカードをドローして、そして救済者 − 《解体作業/Dismantle(DST)》 −を見つけた。反応炉に《解体作業/Dismantle(DST)》を使って、結局32個のカウンターの載った反応炉で勝った」
「私は青白コントロールデッキを使って、地元のスタンダードのフライデー・ナイト・マジックに出ていた。私の対戦相手が使っていたのは赤単色の土地破壊デッキだった。
3ゲーム目も終盤。彼はちょうど《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing(ON)》で攻撃したところだった。彼は8マナがアンタップ状態で残っていたけれども、残り1ライフだった。彼は次のターンのロリックス(の攻撃)で勝てそうだった。そこで彼は3マナ使って《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》を私の土地に撃ってきた。
(私は6マナしかなかったので)この土地を失ってしまうと、《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》をサイクリングしてトークンを1個出し、《マナ漏出/Mana Leak(ST)》で《星の嵐/Starstorm(ON)》からそのトークンを守る、という動きができなくなるので、仕方なくマナ漏出を溶鉄の雨に撃った。
不思議なことに、彼は3マナ支払ったので、アンタップの土地は2枚だけになった。そこで私は命令を彼のターン終了ステップにサイクリングしたけれども、彼は星の嵐でそれを除去できなかった。
私のトークンはタップされたロリックスを尻目にアタックして、勝利をもたらしてくれた。彼は手札に《星の嵐/Starstorm(ON)》を持っていたので、なぜ3マナを支払ったかとみんな不思議がった」
「これは私がタイプ1のゲームをプレイしていたときのことです。私は新しい《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher(MRD)》を使ったコンボデッキをはじめて使ってました(そのデッキは土地は2枚しか使っていませんでした)。
私は先攻を取って、1回マリガンしました。そして手札6枚でキープ。対戦相手はそのままキープしました。
私は《Black Lotus(UN)》と《水蓮の花びら/Lotus Petal(TE)》を出し、そのまま2枚とも生贄にして《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher(MRD)》を出しました。
さらに手札の《Bayou(RV)》を置いて、ピッチで《土地譲渡/Land Grant(MM)》をプレイして、ライブラリーに残る唯一の土地を手札へ持ってきました。そしてBayouからマナを出して《エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard(TE)》をプレイして、次のターンに放火砲を起動して勝利するための3マナをほぼ確保しました。
ターン終了。対戦相手は私の手札が土地1枚だけなこと、放火砲が次のターンにおそらくは致死ダメージを叩き出してくるだろうことを知っていました。
彼はドローして、山を置いて、そして自分のツキのなさをに文句をいいました。
「忘れてないかな。(ぶどう園のマナが)マナプールに入ってるよ」と彼に言いました。
彼はちょっと考えてから、そのマナで 《スクラップ/Scrap》をサイクリングしました」
(以下、いつもの締めくくりなので省略)
というわけで文中に一部混乱がある、NECあらためNACの話。昨年のはこちらで。