- 原文
- 著者
-
- Brian David-Marshall
- Neil Parker
- 訳者
- 獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
- 投稿日
- 2003-12-18
- 更新
- 2003-12-18
奇抜なデッキ“ダンプ・トラック”でGPアナハイムを制したBen Rubin氏。「サイドにモックス?!」「のぞき見、マジで?」などなどその驚異の構成に各地で波紋を巻き起こしております。
そこで少しでも“ダンプ・トラック”の動きを知らんと、サイドボードの観戦記事から決勝ラウンドのBen Rubin氏のデュエルを選んで翻訳してみました。準々決勝ではサイカ、準決勝ではティンカー、決勝ではRDWと違った3タイプのデッキと対戦しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
あと、デッキの動きを知ることを目的としたので、試合前のトークとか直接関係ない部分は省略しました。デッキリストに関しては、リンク先なり↓なりを参照して下さい。
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpana03/top8deck
双方マリガンなし。ベンは《島》をセットすると即《のぞき見》。「何でいま打つの?」とジェラード。
「いま見たいすぐ見たい」。公開された手札は《等時の王笏》2枚、《吸血の教示者》《目くらまし》、土地数枚。
その後ベンが《浄化の印章》を置いて、ジェラードの場には2枚の《汚染された三角州》。ベンも《三角州》を置くとジェラードは《血染めのぬかるみ》セット。「高いカードだらけだな」とジェラード。
もう一度《のぞき見》を撃つと《目くらまし》《対抗呪文》《狡猾な願い》2枚の《王笏》《バンチュー》が公開される。ベンは1マナ残して裏向きの《天使》を展開。ジェラードは土地をフェッチして《対抗呪文》。さらに土地をフェッチして《王笏》を出すと《目くらまし》を刻印してターンを終える。ベンは次ターン長考。そしてフェッチランドを置いて、そのフェッチを立てた状態でキャスト《綿密な分析》。ジェラードはここで《王笏》を起動せずにマナを残し、エンドに《バンチュー》。
返しのターンに特にすることもなくエンドすると、ベンはフェッチを起動。ベンにターンが返ってキャスト《翻弄する魔道士》。レスポンスがないことを確認すると《狡猾な願い》を禁止する。続けてモーフをプレイすると、エンドにジェラードは先ほど手繰り寄せた《嘘か真か》をプレイ。《サイカ》《王笏》《土地》の山と《サイカ》《火/氷》の山から前者を選択。
ジェラードは《血染めのぬかるみ》を置くと《火/氷》を刻印した《王笏》を作成。即起動してモーフを焼きにかかる。ベンの場には依然として《浄化の印章》が睨みを利かせている。ベンのターン、まず《分析》をFBしてから《渦巻く知識》プレイ。そして《強迫》につなぐとジェラードはレスポンスで《ぬかるみ》起動して沼をフェッチ、《バンチュー》をキャストする。《強迫》で公開された手札は《王笏》《サイカ》《狡猾な願い》。この中から《王笏》を落とす。ベンは《印章》で危険な方の《王笏》を叩き割ると《ピキュラ》で2点殴ってエンド。
ジェラードが何もせずエンドすると、ベンは再び《強迫》。レスポンスで《嘘か真か》が飛んでくる。ジェラードは《渦巻く知識》《カウンター》《金属モックス》の山と、《サイカ》《火/氷》の山から前者を選択すると即《渦巻く知識》。《強迫》解決。《サイカ》《願い》《モックス》《対抗呪文》の手札から《対抗呪文》をもぎ取る。
《ピキュラ》が殴ってジェラードのライフを6とするとエンドで《渦巻く知識》。その後フェッチを起動してシャッフルしたあと《嘘か真か》。2枚の《土地》《火/氷》と、《狡猾な願い》《モックス》に分けるとジェラードは前者を選択。
ジェラードはにんまりしながら《サイカ》キャスト。ポーカーフェイスのベン。《悪魔の布告》で《サイカ》を退かしてパンチ、これでジェラードのライフはわずかに3。さらに追い討ちで《影魔道士の浸透者》を出して3点分の打撃力を確保。ジェラードは淡々と自分のターンをエンド。
再びベンのターン、アタックしてきた《ピキュラ》は除去され《フィンケル》で1ドロー。エンドにジェラードの《願い》。熟考の末《死体のダンス》を選択。墓地には26枚のカードがある。
そしてジェラードのターン。ここが正念場。もしベンが《布告》を持ってなければ《死体のダンス》で《サイカ》を釣って勝ちな局面。決断、キャスト《ダンス》。ベンの《燻し》、ジェラード《カウンター》。そしてベンの手札からこぼれる2枚目の《布告》。ジェラードがあと1ターン待っていたら、追加のカウンターを引いていたかもしれない。
ベン1 − ジェラード0
ジェラードのマリガンスタート。ジェラードを応援している観客たちに失望がこぼれる。ベンの観客はというと・・・、ブライアン・ハッカーもフランク・ギルソンもジェフ・ファング達とドラフトに興じている。
ゲームの展開はゆっくりしたものだったが、エンドの《のぞき見》で安全を確認したベンは《減衰のマトリックス》をキャスト。これで《サイカ》の脅威は一安心。数ターン後、再び《のぞき見》で安全確認すると、表向きで《賛美されし天使》を押し通す。
ジェラードは終始、カウンターがあるようにブラフを利かせたプレイングをしていたが、ベンの《のぞき見》によってその努力も徒労となった。そう、《のぞき見》が在ったからこそカウンターをすり抜けて致命打を浴びせ掛けれたと言えよう。
ベン2 − ジェラード0
双方マリガンスタート。先攻はピーター。1枚ずつ土地を展開したところでピーターが《リシャーダの港》をセット。マナを締め上げにかかる。ベンの3ターン目、《強迫》を打ってみると《絡みつく鉄線》2枚と《金属細工師》《金粉の水蓮》《修繕》の手札、この中から《修繕》を捨てさせてエンド。
返しのターン、ピーターは《金属細工師》キャスト。これはベンのターン中に《悪魔の布告》で除去される。
ピーターのターン、《協議会の座席》から《鉄線》。これによって、ベンは土地4枚をタップ。《広漠なるスカイシュラウド》を置くのみでターンを終える。ピーターのターン、《通電式キー》を置いてゴー。ベンのアップキープに《鉄線》の効果にスタックして《港》で土地をタップ。ベンは何もできずエンド。
ピーターはアップキープに《鉄線》と《キー》をタップ。メインフェイズに《スランの発電機》をキャストしてエンド。ベンのターン、縛られてないマナで《名誉回復》、ピーターの《発電機》を破壊。
ピーターのターン、セット《古の墳墓》から《発電機》《金粉の水蓮》とつないで《絡みつく鉄線》をキャスト。ベンはアップキープにマナを浮かせて《解呪》を《水蓮》に。その後《汚染された三角州》を置いてターンを返す。
ピーターは次のターン何もできずエンド、ベンは《鉄線》を免れたマナで《名誉回復》を《発電機》に打ち込む。
ピーターは《協議会の座席》をセットすると《キー》を生け贄に《修繕》。持ってきたのは《マイアの保育器》。更に《鉄線》をキャストしてエンド。これによりベンの土地はアップキープでフルタップ。何もできずにターンを返す。ピーターは《鉄線》にスタックで《保育器》を起動、ベンは即投了。
ベン0 − ピーター1
ベンの先攻、テイクマリガン。その後ピーターもマリガン。お互い6枚スタート。
ベンは《三角州》、ピーターは《島》。静かな立上がりだが、ピーターのエンドにベンの《のぞき見》。2枚の《リシャーダの港》と《虚空の杯》《保育器》、それに2枚の《モノリス》が公開される。ベンのターンは《溢れかえる岸辺》をセットしただけで終わる。
ピーターは《港》セット、エンド。返しのアップキープで《港》起動、《島》を縛る。ベン、何もせずエンド。ピーターのターン、《港》セットから《モノリス》《モノリス》とつないで《発電機》、そして《虚空の杯》X=2で。ターン返って、ベンは《発電機》に《名誉回復》。
ピーターはもう一枚《虚空の杯》があるものの、1枚目の《杯》のおかげでX=1でキャストできない。仕方なく《金属細工師》を出してエンド。
ベンは《綿密な分析》を唱えて《強迫》プレイ、《マイアの保育器》を叩き落す。ピーターの手札には《杯》が残る。ピーターは次のターン、特に何もせずエンド。ベンは《分析》をFBすると《影魔道士の浸透者》を出す。エンドにピーターが《モノリス》アンタップ。
ピーターは何もせずエンド。ベンの《フィンケル》アタックは《金属細工師》で普通にブロックされてしまった。ベンはメインで《渦巻く知識》キャスト、そして《名誉回復》をX=2の《杯》に。ピーターはスタックしてX=7の《天才のひらめき》。その解決後、ベンは《布告》で《金属細工師》を殺してターンを終える。
ピーターは《トリスケリオン》を召喚。これに対し、ベンはメインフェイズに《渦巻く知識》からの《浄化の印章》で除去を試みる。死に際の《トリスケ》のロケットパンチ3発を浴びてベンの《浸透者》も昇天。続けてベンは《強迫》。《激動》を落としつつ、《島》《島》《裏切り者の都》《マスティコア》《鉄線》《虚空の杯》といった手札を確認。更に《翻弄する魔道士》で《マスティ》を禁止してエンド。返しのターン、ピーターの行動はX=2の《杯》を出すにとどまる。
ベンのターン、《ビキュラ》が殴ってピーターのライフは14。ピーターは《精神隷属器》をトップデッキすると即キャスト即起動。ベンのターン、手札は《コイロスの洞窟》と《解呪》で、《コイロスの洞窟》をドロー。とりあえずピーターはダメランから3点を食らわせ、これでライフは11。そして《解呪》をキャスト。当然X=2の《杯》によってカウンターされる。
これ以上やることがないので、ピーター自身にターンを返す。しかし自分のターンにも何もできないピーター、そのままエンド。ベンは墓地に隠しておいた《分析》をFB。そう言えば《分析》は対戦相手にも打てるはずだった。ピーター失策。
そのまま、《ピキュラ》で殴り続けたベンはそのうち《魔力流出》をトップデッキ。さすがにもう逆転できる見込みもなく。
ベン1 − ピーター1
ピーター先攻。そしてお互いマリガンなし。
ファーストアクションはベン。《強迫》で《虚空の杯》を落とす。残るハンドは《トリスケリオン》《キー》《金属細工師》《裏切り者の都》《協議会の座席》。ピーターは2ターン目に《金属細工師》を設置するが、返しのターンで即《燻し》。その後、ピーター《キー》、ベン《ピキュラ》(宣言は《トリスケリオン》)。
ベンの勢いは止まらない。2体目の《ピキュラ》、《綿密な分析》とつなげる。ピーターもなんとかX=2の《虚空の杯》を唱えるものの、《分析》FBから舞い込んだ《フィンケル》が場に出てしまう。恨めしげに3枚のインビテーショナルカードを眺めつつ、3ターン後にはピーター撲死。
ベン2 − ピーター1
ベンのデッキは「ダンプ・トラック」。一見したところ、昨年GPランスのトップ8のFiendsに似た構成で、それに各マッチアップ対策の銀の弾丸が積んである。
対するネイザンのデッキはRDW。彼はアマチュア資格を持ったプレイヤーで準決勝ではニック・メーヴィスとの同キャラ対決を制してきた。ネイザンはベンのデッキに対して、2・3ゲーム目の不利感は否めないと感じているようだ。
二人はお互いのデッキリストに関して談笑していたが、その中でネイザンのサイドボードの《心因検査器》について説明していた。このカードは、ぐるぐるデザイアだそうだ。なぜ《紅蓮光電の柱》ではないかと言えば、《寒け》によって完封されないためだとのこと。
ベンは手札をキープ。ネイザンも同様。ベンの《強迫》によって2枚の《火山の鎚》《渋面の溶岩使い》《焦熱の火猫》《炎の印章》といった手札が公開される。ベンはこの中から《印章》を落とす。
ネイザンは《溶岩使い》をキャストしてエンド。ベンは再び《強迫》。前のドローが《炎歩スリス》だったことを確認すると、《火山の鎚》を1枚もぎ取る。ネイザンの返しのターン、サモン《スリス》で《溶岩使い》とアタック、2点。ベンは《影魔道士の浸透者》キャスト。これは返しの《火山の鎚》であえなく焼かれる。ネイザン、3点アタック。
ネイザンの土地は止まってしまったが、そこまで深刻ではない様子。ベンは《スリス》に《名誉回復》を打ち込むが、ネイザンはかまわず《炎の印章》《ジャッカルの仔》と並べ立てる。ベンも一応《翻弄する魔道士》をキャストするものの、あえなく昇天。《パプ》のパンチで2点。
ネイザンは《金属モックス》を置き《火猫》を刻印。そして《絡みつく鉄線》をキャスト。ベンは1ターン遅れて《ピキュラ》を呼ぶものの、ネイザンは涼しい顔で《溶岩使い》起動、そして《炎の稲妻》でフィニッシュ。
ベン0 − ネイザン1
ベンのデッキは、サイド後にRDW耐性が大幅に向上する。サイドインするのは《寒け》《吸血の教示者》《金属モックス》。そう、《モックス》により1ターン目に《寒け》を張ることが可能なのだ。サイド後のダンプ・トラックは、「ターボ寒け-天使デッキ」に豹変する。
ベンの最初の手札7枚には《寒け》が無かったのでマリガン。6枚になった手札には《寒け》こそ有るものの、ノーランド。しかし《モックス》があるといった配牌。そしてなんとベンはこれをキープ。ネイザンも秒でマリガン。そして6枚の手札を秒でキープ。
そしてベンの1ターン目。何もプレイせず「エンド」!!!
ネイザン驚愕。「エンド? おいおい、これで君が勝てたらびっくりだね」彼は《山》を置いて《炎の印章》。そしてベンのターン、ドロー土地。そして無事2ターン目に《寒け》設置。実を言うとこの時、ベンの手札は青いカードが《寒け》しかないため《モックス》で刻印できず、青マナソースをトップデッキしなければならない状況だったのだ。
ネイザンは《リシャーダの港》をセットしてベンの青マナを縛りにかかる。しかしベンは幸運にも《サーボの網》をキャスト。《港》は哀れ寝たきりに。ならばと、ネイザンは《モックス》から《鉄線》。ベンには土地が2枚しかなく後続を置くこともできずエンド。ネイザンは《呪われた巻物》プレイ。
相変わらずベンは土地を置けないが、《モックス》から2枚目の《寒け》。そしてやっと土地を引いたベンは、《浄化の印章》をキャストしてネイザンの《モックス》を破壊。ネイザンは《のろ巻き》を起動して《鉄線》を指定。しかし、はずれ。公開されたのは《略奪》。
ベンが《のぞき見》を打つと、2枚の《鉄線》と《溶岩使い》《略奪》といったネイザンの手札が公開。彼はエンドに《のろ巻き》、返しのアップキープにも《のろ巻き》と起動し、どちらも当たり。そしてドローは《不毛の大地》。「その《サーボの網》.1枚しか入ってないんだろ?」たいそうご不満な様子。
ベンは肩をすくめて《賛美されし天使》を表向きにキャスト。ネイザンはドローを見て投了。
確かにノーランドから勝つのはびっくりだ。
ベン1 − ネイザン1
ネイザンは《山》の無い初手をキープ。《金属モックス》と《不毛の大地》をプレイ、《ジャッカルの仔》をキャストしてエンド。ベンは《溢れかえる岸辺》から《浄化の印章》をキャストしてネイザンの《モックス》を破壊。ベンはネイザンの場を見て「《サーボの網》引いたらGODだね」。そしてドロー《寒け》。「あ、これでも良いや」。
ネイザンは《不毛の大地》と《リシャーダの港》をコントロール。ベンの白マナを使わせないようにタップし続けるが、ベンの《渦巻く知識》によって《コイロスの洞窟》がポロリ。ついでに《影魔道士の浸透者》を刻印して《モックス》をキャスト。ネイザンの《パプ》アタックに対し《燻し》で迎撃。
更にエンドに《バンチュー》をキャストしたベン。アップキープにネイザンに何かするか訊ねるが、何もしないとのこと。正解。ベンは《サーボの網》を積んでいたのだ。キャントリップから更に《渦巻く知識》でライブラリーを掘り進む。ネイザンはもう何もできない。「エンドだ。すごい3ゲーム目だね」
ベンが《賛美されし天使》を見せると、ネイザンは手を差し出した。
ベン2 − ネイザン1
翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。
原文との併読をオススメします。原文はこちらです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpana03/qf1(準々決勝)
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpana03/sf2(準決勝)
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gpana03/fin(決勝)