- 原文
- The Road To States 2003: Affinity
- 著者
- Dave Meddish
- 訳者
- 獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
- 投稿日
- 2003-10-27
- 更新
- 2003-10-27
『アフィニティーは今年のUGマッドネスだ』
Chrisはローカルなプレイヤーで、最近オレたちのプレイテストチーム"ハイプラン・ドリフターズ"に加わった青年だ。アフィニティーに関しての彼の言は非常に的を射てて、示唆に富んだ指針となると思う。UGマッドネスのようなアグロ・コントロールは、最初の数ターンで充分な脅威を展開し、少数のカウンターで妨害して、そのまま殴り勝つのが一般的な戦法だ。
この点において、UGマッドネスとアフィニティーは驚くほど似ている。コストの安い4/4生物(尊大なワーム/マイアの処罰者)、軽カウンター(堂々巡り/踏みにじり)、巨大飛行生物(空飛ぶワームトークン/ブルードスター)、低コストドロー手段(綿密な分析/物読み)、そしてわずかなバウンス呪文(送還/上天の呪文爆弾)。ゾっとするほど似てるだろ?
ミラディンのシングルカードが店に並び始めてから2週間、そろそろ1枚1ドルかそこらのブルードスターは揃った頃だろう。
オレがアフィニティーをプレイテストするに際し、デッキは青単で土地の枚数は22枚が妥当だろうと思っていた。それはそれなりだったが、やっぱり土地が多すぎ(!)で、しかも親和を生かし切るためにはもっとアーティファクト土地が必要だってことが判った。ついでに言えば、ヴィダルケンの大魔道士はぜんぜんエンチャントレスじゃないことも判った。
ネットその他でよく似たデッキが出現してきたんで、デッキの大まかな構成は固まってきた。オレはまず大焼炉と黄鉄の呪文爆弾をデッキに加えることにしたが、エイトグと爆片波は要らないと思った。だってそうだろ? アーティファクトは増やしたいモノであって、断じて減らしたいモノじゃない。
アーティファクトを入れれば入れるほど、親和しやすくなる。しかし、まだ何か間違っている、何か足りないんだ。
どのカードだ?
ベースとなるオレら式の青赤アフィニティーはこんな感じだ。
(訳注:9枚足りないですが、後述されているので構わず読み進めて下さい)
デッキの微妙なチョイスには若干の説明が必要だと思う。ただ、あまりにもオレのチョイスが変だと思うなら読み飛ばしてもらって構わない。
クリーチャーはそこらに溢れ返っているわけだから、それなりに対策カードを入れなければならない。黄鉄の呪文爆弾は対ゴブリンと銀騎士対策として重宝する。オレのプレイスタイルだと、上天の方はバウンスとしてあまり使わず、ただの親和のための置物かドローソースにしていることに気づいた。しかし、深刻な脅威をいったんバウンスしてから打ち消したりとか、最後のワンパンのためにバウンスするってことがある以上、メインに2枚程度なら入れておいても良いと思った。
誰だかが絶対入れとけって言ってたんだが、誰だっけか? このデッキはクリーチャーの少ないデッキなんで、最初はオレもこんなカード入れて強いわけも無いとタカをくくってたんだが、今では真に必要なカードだと思っている。何の心変わりかって? だって聞いてくれよ。このカードは装備コストが0マナなわけでいったん場に出しさえすれば使い放題、しかもヘイストが付くんだぜ! コレさえあれば、装備に対応して除去されない限り、処罰者もブルードスターも大ダメージをいきなり叩き出す恐怖の生物として君臨できるんだ。
世の中にはこのザクザクした蛙をあんまり好きじゃない奴も居るし、熱心な蛙支持者も居る。オレはどっちかって言うと後者だな。コイツは日を浴びるルートワラと比較されることが多いが、オレに言わせりゃコイツは夜景学院の使い魔だ。サイカに入れたときの使い魔は、より速く激動を撃たせてくれる。金属ガエルの場合は、より速くブルードスターや処罰者を出させてくれるわけだ。
しばしばコイツを2ターン目の2/2として展開できることがあるが、相手にとっちゃ笑ってられるような事態じゃないよな。過去にスライは2ターン目に出てくる欠点のない2/2を探し求めて四苦八苦してたけど、2ターン目の2/2ってのは決して悪い気はしない。稲妻のすね当てでも付けばゴブリンに対するちょうど良いブロッカーにもなってくれる。ひとつ注意しなきゃならないのは対黒で、あんまりコイツを展開しすぎると、蔓延や苦痛の命令の格好の標的になってしまう。
おいおい、何で金属モックスを使わないのかって? 要らないだろ。前から言ってる通り、モックスってのぁ過大評価され過ぎなカードだ。アフィニティーデッキじゃマナ加速は一見すると強そうだが、カードアドバンテージと秤にかけたら全然釣り合わない。
モックス4枚揃えるのに大金支払った? なんて勿体ないことをしたんだ。あと1・2ヶ月も待てばそんだけの金で、インディージョーンズのDVDセットを揃え上に、余りの金でモックス1・2枚買えるくらいに値下がりしたんだぜ。
もしかしたら「モックスは必ずしも刻印する必要もないですし、0マナアーティファクトとして親和に貢献するじゃないですか」とか言うヤツも居るかも知れないが、ちょいと待て。そんなんだったら溶接の壷でいいじゃないか。ムキになって「余ったモックスは知識の渇望で捨てればいいんですよ」とか反論してきたら、こう言ってやる。だったら、そりゃ溶接の壷でも良いじゃないか、と。
更に言うなら、溶接の壷は磁石マイアやマイアの処罰者を粉砕その他の除去スペルから守ってやることも出来るわけだ。何も刻印してない置物のモックスには出来ない芸当だよな。わかったか、モックスは紙だ。
似たような選択に、3色デッキなら彩色の宝球ってのもある。これも一見したところ普通の選択に見える。しかし俺がプレイした限りじゃ、1マナ域のキャントリップを入れる隙間があるなら呪文爆弾の方が良いと思う。
空僻地の欠点は、アーティファクト土地の多いこのデッキじゃほとんど気にならない。一時は土地16枚とかも試してみたが、カウンターしたりドロースペルを撃ったりするには、島をあと2枚入れた方が良いことが判った。島よりは真鍮の都? 痛いし、血染めの月で完封されるのも恐いから入れたくはないね。
上に挙げたベースのデッキが51枚なのにはワケがある。サイドボードとメインの9枚のスロットに何を入れるかによって変動するんだ。3色目に何を使うか。黒だったら苦悶の触手や迫害、闇への追放なんかがある。白だったら第二の日の出や因果応報、赤の防御円などを入れられる。
緑だったら・・・ゴメン、何もない。3色目は黒か白で充分なんでまぁ緑にはご退場いただこう。
コレが俺らの提案するアフィニティー第一弾だ。
威圧のタリスマンのお陰で、マナ基盤が安定するのは勿論のこと、青青と黒黒のダブルシンボルを供給することが出来る。そう、ごく自然に苦悶の触手を使ったりもできるわけだ。このカードは凄い角度から飛んでくるフィニッシャーで、手札にあまりカードが無くても充分に機能してくれる。ほぼフリーで物読みなどの親和スペルを連打し、おもむろに苦悶の触手。ゲーム終盤ともなれば、12〜16点くらい削れることもある。ただし、このカードに過大な期待はしない方が良い。満を持して撃つよりも時間稼ぎのライフ回復くらいに思っておくのが吉だ。このカードはあんまり早いターンに引きたくないし、フィニッシャーとして使いたい時に引いてないのも嫌なので2枚くらいが適当な枚数だ。
屍賊の金切り魔を入れたらどうかって意見もあったが、オレはオススメできないな。8/1飛行なら一見よさそうに見えるが、タフネス1は簡単に焼かれ過ぎる。そう、あと蔓延や苦痛の命令で堕ちたりもする。コイツを入れるくらいならブルードスターの方が良い選択だ。4マナで呼べる頃には6/6飛行なんでタフネスにも安心感があるしな。まぁ、恐怖の対象になるのはご愛嬌ってことで。
サイドの粉砕はアフィニティー同キャラ対策って意味と、忘却石や減衰のマトリックスみたいなムカつくアーティファクトを壊すためだ。粉砕は場に出ているカードに対処できる点で無効より優れているが、これは同時にエンチャントメントに対処できない諸刃の剣だ。迫害は3ターン目にキャストできれば黒コンや白単、ゴブリンや青白なんかによく効く。空僻地やタリスマンのお陰で黒黒を出すのはそんなに苦にならない。対ゴブリンには紅蓮地獄ってサイドカードも用意してある。
サイドの残り4枚のスロットはいろんな意見があると思う。闇への追放はこっちのカウンターをすり抜けてしまったロリックスや賛美されし天使なんかに対処できるカードだ。コイツらは黄鉄の呪文爆弾じゃ対処できないしな。何故コレが恐怖じゃないかって言うと、光網の観察者や処罰者を屠れるからだ。権威の確立は序盤にはあんま役に立たないが、墓地循環系カードに対処できるし、その頃には雲散霧消と同程度のコストになってる筈だ。アフィニティーのようなアグロコントロールは、相手に永遠のドラゴンやボガーダンの鎚などの墓地循環カードを戻すゆとりを与えてしまうことがあるので、権威の確立に付いてるリムーブは重要なんだ。だが、この4枚のスロットには他にも候補があって、サイクリング対策の波停機や、恐怖、ひっかき爪、そしてもしかしたら爆破なんかも良いかもしれない。
ただし、減衰のマトリックスを入れるのはお勧めしない。確かに忘却石は止めてくれるけど、そのためにこっちの展開が遅れるのは本末転倒だ。
じゃもう一方、白バージョンだ。ちょっと一味違うぜ。
ちょっとのスロットの違いなのに、ずいぶん印象が変わるだろ? まず最大の違いは、UWRだと苦悶の触手の替わりに磁石マイアが入ってるんだ。確かにコイツは最良の選択ではない。トランプル付きの巨大フィニッシャーになることがあるし、良質ブロッカーとなることもある。が、基本的には過大評価され過ぎだ。まぁ他にいい生物も居ないし、今んところはコレでいいかな。 (訳注:Kai Budde氏はこのスロットにエイトグを充ててます。)
白バージョンでは、サイドの破砕と紅蓮地獄に加えて、ラス系呪文対策の第二の日の出を使うことが出来る。オレは第二の日の出を完全には信用できてないが、まぁとりあえず使ってみてる。でも、このスロットを波停機にしてもいいかなと思っている。因果応報は黒コンとの勝負を激烈に短縮してくれる。そして、それらのカードに全体エンチャント破壊手段の光の大嵐が加えている。
白を入れることでディフェンシブなカードが使えるわけだが、オレ個人としては、アグロコントロールデッキでは黒バージョンの方がコンセプトに合ってるし、環境的にも黒の方が良いと思う。しかし白バージョンの方がBrian Kiblerのアグロ-ゾンビに対して相性が良いのも事実だ。オレ的にはKiblerのデッキはそうとう怖い。
まだまだこのデッキにとって恐いカードはある。まず、アクローマの復讐だ。コレを撃たれるだけで、マナ基盤まで壊滅的にズタズタにされちまう。だが、一体どれだけのデッキが神の怒りに加えて復讐を何枚も入れてくると言うのだろう? アフィニティーが流行ったら復讐も増えてくるとは思うが。血染めの月もかなりファ○キンなカードでゴブリンとかは苦もなくサイドに入れてくるんだろうな。
そうそう、いちばん怖いのは機械の行進だ。このカードを出されるだけでアフィニティーは壊滅する。しかし、こんなカードを入れられるデッキは限られていて、たぶん青白コントロールくらいしかない。
そう。アフィニティーを使え。このデッキは速く、ラス耐性もあり、さらにプレイしていて楽しい。アフィニティーこそは、かのぶっ壊れたUGマッドネスの正統な後継者だ。
紳士諸君(そして淑女諸君)、そろそろエンジンをかけ始める頃だよ。
翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。
原文との併読をオススメします。原文はこちらです。
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