- 原文
- Standing On The Shoulders Of Giants: The Classic Articles That Every Magic Player Must Read
- 著者
- The Ferrett
- 訳者
- タイ屋
- 投稿日
- 2003-10-24
- 更新
- 2003-10-24
そう、君たちはちょうどマジックを始めたばかりだ。目をきらきらさせながら、次に何が起こるか待っているだろう。
いいことだ。まさにノッてるわけだ。
ところで、マジックは今までに作られた中でも最も複雑なゲームだということは覚えておいた方がいい。まるまるマジックについて書かれた何冊もの書物がある。スターシティだけでも、マジックについて書かれた戦略やアドバイスが「毎日」20〜30ページも発表されている。
要するに、マジックでもっと上達したいのならば、時間をかける必要があると覚悟した方がいいってことだ。
ここでは今までに書かれたなかでも、初心者のために、最上のマジックの記事を挙げてある。そのすべてがスターシティで発表されたわけではない。ともかく、そこからゲームの基本の概略はすべて学ぶことができる。カードを違った意味で見ることができるようになる。マジックへのアプローチも永久に変わることになるだろう。そうとも、君らをからかって言ってるわけじゃない。読むのが早いほうなら、一日あれば全部読めるだろう・・・。
そうとも、そうするだけの価値があるとも。
これはコレクションだ。知っておくべき戦略のエッセンス、その最上の物だ。全部を通して読み終えれば、「使用前」よりも優れたプレイヤーになっているとを保証しておく。
簡単に言うと、君らがうらやましい。オレらがマジック始めた時代にはこんな記事はなかったんだから。
よく読んで、よくプレイするように。
手札を公開するのが悪くてハッタリが優れているのはなぜなのかということをピーターは論じている。それは、第一メインフェイズにほとんど何もするべきではないことの、主な理由でもある。記事の最初の方のセクションは、少しばかり高度すぎるかもしれない。いくつかの古いデッキを知らないプレイヤーにとっては。・・・だとしても、最後の3つの記事は簡単に読めるし、時間をかける価値も十分にある。カードをドローしたらすぐになんでも使ってしまうのはひどいプレイなのだが、それはどうしてなのか、これを読んで理解しておこう。
おそらく最も基本的な概念の一つがここにある。これは歴史的に見て特筆すべき記事である。この記事はマジックのプレイにおける二つの基本的なコンセプト、テンポとカード・アドバンテージを扱っている。EDTは可能な限りエレガントに、1枚の神の怒りとクリーチャー3体が等しいのはなぜか、そして正しいデッキで用いられれば記憶の欠落のような奇妙なカードが非常に強力になるのはどうしてなのかを説明している。
マイクは遙かな昔から地雷デッキの使い手として知られている。この記事では、プレイヤーはほとんどの試合において「ビートダウン」か「コントロール」どちらかのモードになるということと、それがどのようなことかを論じている。自分がどちらのモードでプレイするのか、その切り替えのタイミングを知り、理解すること。それは、ハイレベルなプレイでの重要な基本要素になっている。
構築するのに1200ドルものコストが必要で、金曜の夜のトーナメントでプレイできるわけでもないデッキに関する15個の記事を読むというのはなぜだろうか?主な理由としては、それはプレイングが世界で一番複雑なデッキだということだ。・・・そして、オスカーはコントロールデッキをどのようにプレイするかの要点を最初から最後までまとめている。コントロールプレイの基本となっている戦略の概要を説明している。読むのには大変な時間が必要となるだろう。しかし、読み終えたときには、それだけの価値があるはずだ。オスカーは「The Deck」についての記事を書き続けた。そしてそれは、彼のアーカイブで見ることができる。
機能しないコンボのためにデッキを組むというのは実によくない。カードがどのように機能するのか理解してなかったがために負けるというのはもっと悪い。そして、ルールを知っていれば、そんなことの大半は避けることができる。
プロのジャッジ、Sheldonはルールを一歩一歩入念に調べて、不可欠な概念についてもキッチリ説明している。とりあえず「State-Based Effects」(2000-07-31)からスタートして、"Announcement" (2002-09-12)に行き当たるまで進んでいくのがいいだろう。それで、マジックのカードとカードがどのように働くのかをしっかり学べるだろう。それから、もし特定の効果、例えば"madness"や"sacrifice"のような、についての疑問があるのであれば、Ask The Judgeデータベースにその言葉を入力して、答えを見るだけでいい。
ゲーム中に正しいプレイングをする機会を待つこと、あるいは勝利への道を捨ててしまうことについての教訓。
ジョンはどんな種類のPTQでも優勝したことはないし、参加してきたマジックのいかなるイベントでも高い成績は残していない。・・・けれども彼はなぜ自分が負けたかは分かっていた。ある種の病的な理由でリッツオは負ける必要があったし、派手にしくじる必要もあった − そしていろいろな意味で、あなたもそうする。土地1枚の手札がいいものになることは決してないという理由と、運を天に任せることとは「ブルース」に耳を傾けることだということについての、どちらかというと哲学的なエッセイだ。
これは単純なテキスト形式なので、少し読みづらい。・・・けれども、この記事はデッキ構築におけるいくつかの決定的に重要な概念を教えてくれる。その中にはマナカーブ(このコンセプトは最初の4ターンの間、毎ターン呪文かクリーチャーをプレイし続けようとするものだ)、カード・アドバンテージ、そして単色の優位性などが含まれている。
いろいろな意味で、この「学校」は時代遅れになっている。主な理由として、ウィザーズが環境を非常にスロー・ダウンさせたことにある。スタンダードのデッキで最初の何ターンかの間毎ターン呪文を使うものを作っても、1マナは現在非常に弱くなっていて、普通は使うだけの価値はない。それに赤単デッキは現在では他の色の助けなしに生き残れるほど強力でもない。ではあるけれども、単に古典的なスライをプレイできないといっても、それは現代のカードを使ってスライ・スタイルのデッキを作ることができないという意味ではない。
このグループで読むべきものを一つだけ選ぶとするならば、これがそうだということになるだろう。他の記事は卓越したハイレベルな視点からのものだが、ジェイは根本的な問題に立ち戻り、デッキには土地がどれぐらい必要か、そしてそのタイプは何かなのかを計算する単純な方法を教えてくれる。たぶん、マナベースについて書かれた中ではいままでで最高の記事であり、ドラフトやシールドのデッキについても同様に有用だ。
「The Schools」は今では少しばかり古びてしまった。残念ながら、7年間も更新されてないのだ。・・・しかし、中心となる概念は依然として残っていて、確固としている。「デッキ構築の原則(Principles Of Deckbuilding)」を最初にチェックして、それから「デッキの速度の理論(A Theory Of Deck Speed)」へ行き、最後は「サイドボードの技術(The Art Of Sideboards)」で締めくくればいい。簡潔にして時間をかけるだけの価値がある。
一見すると、この記事は歴史の授業のように見えるかも知れない。なぜにネクロとかカウンタースリヴァーのような過ぎ去った歴史に関わらねばならないのか疑問に思うだろう。それから、マイクが効果的なデッキが勝利するための様々なアプローチについて論じているのを理解するだろう。・・・そして、デッキそのものにとどまらず、デッキのアイデアを合理化する必要があることを発見できるだろう。大いに推奨しておく。
どんな種類のカードが、カード・アドバンテージを作り出すのだろうか? ウィルはEDTの有名なコンセプトを展開して、より高度な概念へと進んでいく。例えばマナ投資(mana investment)とか「事実上の」カード・アドバンテージのような。結局のところ、もし《テフェリーの濠/Teferi's Moat(IN)》のようなカードで敵の地上クリーチャーの攻勢をストップさせてしまえるならば、それはある種のカード・アドバンテージを得ているのではないだろうか?
これはズヴィの最初期の、そして最も影響を与えた記事の一つだ。デッキが環境に対して遅すぎるかどうかを知るための簡単な方法を論じている。
チャド・エリスの「The Danger Of Cool Things」の必然的な結果。「でも、これのおかげでゲームに勝てたんだ」というよくある理屈を振りかざし、ある種のカードに対して不合理なまでにこだわるプレイヤーたちのことを、Ferrettは論じている。
ある特定の日に、どんなデッキが出現するのか知りたい? 会場にいる他のデッキを倒すために選ぶべきデッキが何か知りたい? ならばエイドリアンがそれを分析するのを見ればいい。
今すぐに読めというのではない。そうではなくて、本気でトーナメントで勝てるデッキを作ろうとした後で戻ってきて、目を通すべきだ。マイクはどのようにデッキを作ったか、どのようなアプローチで環境に勝とうとしたのか、そして実際にどういう結果になったのかを教えてくれる。
スターシティの初心者向けページから。見てのとおり、これ自体が役に立つ記事ではない。でも、リンク先の記事は本当に優秀。まあ、The Archives Of Sheldon K.みたいなのはしょうがないけど。もっと丁寧に訳すべきだったかもしれないが、Finding The Tinker Deck以外は日本語訳されてないので、このぐらいにしてある。
あと、たった一年前の記事なのに、The School Of Sligh-Kimesの「時代遅れになっている」以降の記述が逆に時代遅れになっていておかしかった。