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代表的なデッキを幾つか

原文
Some Representative Decklists
著者
Josh Bennett
訳者
獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
投稿日
2003-08-11
更新
2003-08-11

サイドボードオンラインでは、皆さまのご要望にお応えしてデッキリストを公開しています。本稿では、有名/非有名デッキそれぞれ最上位のレシピを紹介しようと思います。どれも、次世代スタンダードを特徴付けるレシピなのでぜひプレイテストしてみて下さい。

ウェイク

選手権初日の上位6つ中5つがこのデッキでした。現時点ではスタンダードの覇者と言っても過言ではないでしょう。そう、初日無敗のJeroen Remieをして「ウェイクがベストな選択だった」と言わせしめたわけですから、それも当然かもしれません。不利なマッチアップもほとんど無く、何に対しても五分に戦える受けの広さは、やはり魅力です。そして新たな武器《正義の命令》と《ミラーリの目覚め》との相性たるや、筆舌に難いほど強力です。この《命令》が強力過ぎる故、ミラーマッチを見越したオランダバージョンではこのカードがフルに4枚投入されています。またメインに投入された《もみ消し》についてRemieは大正解だったと語ってくれました。サイドの《卓絶》は、ガンである《硫黄の渦》に対する回答で、このロックにより相手を投了に追い込めます。

ゴブリン招集

今大会で一番クールなデッキといったらたぶんコレでしょう。見た目はちょっとファンデッキっぽいですが、それに騙されるとえらい目に遭います。最近だと日本勢のデザインしたバージョンがGPバンコクを制したわけですが、Pilepicのレシピは従来通りの火力無しバージョンでした。フィニッシャーは《総帥の招集》だけで充分ということでしょうか。

サイクリング

カナダ人プレイヤーMark Zajdnerは、デッキ選択について堂々と語ってくれました。ウェイクが少ないだろうと予想した彼は、サイクリングこそメタのソリューションだと考えたのです。サイクリングはほぼ全てのデッキに耐性があり、もしウェイクと当たってもまだ何とかなるとのことです。彼はこのデッキで5−1−0で乗り切ったのですから、彼の予想は正しかったのかもしれません。

ゴブリン

《ゴブリンの女看守》の引退により、Berkowitzはもはや《招集》のために黒を散らすより赤単のゴブリンの方が優れているだろうと考えました。《女看守》さえ居れば、デッキに散らした適切な銀の弾丸を持ってくる、まるでコントロールデッキのような戦術が取れます。しかし、8版環境ではよりアグレッシブな赤単の方が良いとのことです。メインから《硫黄の渦》を投入していることで、相手が立て直す隙を与えずに押し切ることが可能となりました。そして火力フル投入と、まるで昔のゴブリンを見ているような構成となっています。

青白コントロール

ちょっと面白いレシピがありました。このデッキを作ったJohn Sonneは、鬼回った青緑の《堂々巡り》に潰されることなく、しかもウェイクに勝てるというデッキを探していました。そしてたどり着いた結論が《翼の破片》を有効に使えるデッキだったのです。レシピの残りの部分は簡単に埋まりました。これだけアンチ青緑カードが入ったデッキですから、メタを考えずに青緑を持って来てしまったマヌケな相手を叩き潰してやることは簡単です。また、対ウェイクではサイドボードの《石臼》と《思考停止》によるライブラリー破壊戦略を採ります。完璧な対策ではないですが、よく効く戦略です。

黒単ビートダウン

フランス在住の奇才デッキビルダーGabriel Nassifは、風変わりな黒単ビートダウンをスタンダードに持って来ました。《強迫》の抜けた穴を《脅迫状》で埋めたこのデッキは、快勝して結果を出しました。そう、この手札破壊戦略はウェイクに突き刺さったのです。また、このデッキは、懐かしの《ファイレクシアの疫病王》が採用されているのも特徴です。

ステロイド

Allan Shuldinerと言えば、マスターズ初のアマチュア参加者として知られたプレイヤーです。ヒューストンでのこのマスターズでは、初戦でKai Buddeを倒すという快挙を成し遂げました。今回の彼のデッキはステロイド、もはや死滅したと思われていたデッキタイプです。なにせ緑を支えてきた《ラノワールのエルフ》が引退してしまったのですから。

リアニメイター

Andrew CuneoはMagic Onlineの世界選手権予選で優勝したことで有名ですが、彼は新環境スタンダードについては全く心配していませんでした。彼に言わせれば「僕が使いたいカードはみんな引退したよ」とのことです。ゾンビ激動などもプレイテストしてみたそうですが、芳しくはなかったようです。ならば、と彼が選んだのは夢を見る権利くらいはあるデッキ;リアニメイターです。オリジナルのデザインから若干の変更は加えられていますが、ブン回った時の爆発力は健在です。

青緑

全米チャンプJosh Wagenerは、リアニメイターを使う予定でしたが前日にメタ的にかなり失敗気味なことに気付きました。そして新たなデッキを探したところ、ウェイクに勝つには青緑だという風評を耳にします。これは彼が環境で2番目に慣れ親しんだデッキであり、高いポテンシャル・メタ的な優位・相手の虚を突ける可能性を兼ね備えたデッキでした。

赤願い招集

Seth Burnとチームメイト達は「《ゴブリンの女看守》と《硫黄泉》なしでは、もはやメインに《総帥の招集》は必要ない」と考え、デッキを一から組み直すことにしました。しかし依然として幾つかのマッチアップでは、《招集》は有益であったため、《燃え立つ願い》からアクセスするという手法を採りました。この《願い》の追加により、おおよそのデッキの方向性が定まりました。火力も必要な時だけ《願い》で持って来るようにサイドに置き、メインのゴブリンのためのスロットを確保しました。その作戦は、結果を見る限りは成功と言えるでしょう。Seth Burnは「《波停機》だけは失敗だった。あとはかなり良いレシピになってるよ」とコメントしてくれました。

黒緑

Sol Malka、それは隙あらば黒緑を作ってしまうプレイヤーです。そう、Josh Riderがカナダ選手権を制したBGセメタリーも彼の作です。今回彼は、《定員過剰の墓地》をデッキリストから外し、その代わりに《起源》+《納墓》エンジンを詰め込みました。このデッキはマナ加速力、妨害手段、《生ける願い》による多様な戦術が用意されているので、この変更はむしろ当然なのかもしれません。特筆すべきは《憤怒》と《山》の追加でしょうか。これにより、鬼回りで瞬殺できるオプションが加わりました。

黒白コントロール

Brian Kiblerは、欧州選手権でお目見えしたNassifの黒白コントロールを手直しして、8版環境に持ち込みました。このデッキは、親の仇かと思うほど大量の生物除去と、強靱な生物群によりゲームに勝利します。サイド後は《陰謀団の取調官》がコントロールデッキに対する致命的な解答として大活躍します。

サイカトグ

盛者必衰の理。それでも何人かは諦めきれずに試してはいたものの、もはや死んだも同然のデッキです。しかしMongkol Tachuasukjaiはそれでもこのデッキのパワー見せつけ、幾つかの勝利を収めました。カウンターの質の劣化により、サイカトグはもはや只のアンチ生物デッキとなり、逆にウェイクがとても苦手になってしまいました。

翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。

原文との併読をオススメします。原文はこちらです。

http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/worlds03/strep

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。