- 原文
- Extended Metagame Breakdown
- 著者
- Josh Bennett
- 訳者
- 獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
- 投稿日
- 2003-08-10
- 更新
- 2003-08-10
Extendedのメタゲームは下馬評通りではありませんでした。巷で《精神の願望》デッキの最強説がまことしやかに囁かれ、「全てのテーブルでプレイされるデッキとなるだろう」「最強の《願望》デッキを組めたチームが3日目を制す」等と言われたのは、まったくの誇大表現だったようです。メタ的な幅で言えば、むしろヒューストンより広がったように感じられました。以下にタイプ別に3日目のデッキを解説します。
スカージの発売によりゴブリンデッキはパワフルさを増しました。《ゴブリンの戦長》の加入によりデッキに速度と一体感が加わり、《包囲攻撃の司令官》は《ゴブリンの従僕》経由で2ターン目に出てくる頭痛の種として受け入れられました。しかしそこから先は、チューンしたプレイヤーにより千差万別でした。実は、このゴブリン78名というのはちょっと誤解を招く表現です。このうち2名はRed Deck Winsを使っており、また日本のFireballプロによるゴブ-バンテージも含まれています。
この総数も、YMGによる‘Benzo’やKai Budde達が使う欧州バージョンを含んだ数です。後者のバージョンは《入念な研究》や《金粉のドレイク》のために青をタッチしているのが特長です。メインデッキからの《汚染》が今回のトレンドで、実際、痛烈にヒットしたようです。2ターン目に出てくる《新緑の魔力》は依然ゴブリンに対し圧倒的な制圧力があり、《アクローマ》にも同様の効果が期待できます。
古き良き友・マルカは妨害手段の集合体です。《花の壁》がビートをしのぎ、《破滅的な行為》が盤面をコントロールし、大量の手札破壊が相手の手札をズタボロにします。カードアドバンテージを駆使して相手との格差を広げていきます。勝利までの道程は長く苦しいですが、ここは一流のプロたちの集う場、そんなのは野暮な心配です。Jeroen Remieは大方の予想通り、PTヒューストンでベスト8入りしたときの相棒・マルカを使っていました。
たーすーけーてー。このデッキのエンジンは《大慌ての捜索》《フェアリーの大群》《断絶》などのフリースペルを《大メダル》環境下で使ってマナとスペル数を増やすことです。《商人の巻物》《直観》《蓄積した知識》などの強力などローエンジンも《精神の願望》を引き立て、軽くストーム6以上を稼いでくれます。あとの動きは彼女の書いたとおりです(訳注:あとから願望デッキの解説記事がリンクされるのでしょうか?)。勝ち手段は相手に応じて、メインの《苦悶の触手》と、《狡猾な願い》経由のサイドの《思考停止》を使い分けるようです。このデッキは、有名どころだと昨年度王者であるCarlos Romaoなどが使っていました。
Extendedでは《噴出》で《サイカトグ》を6.5点パンプできるので本当にスピーディにゲームが終わります。《嘘か真か》《噴出》で20/21にまで成長するのは、きっとあなたの想像よりずっと早いターンでしょう。更に手札破壊やカウンターなどの妨害手段を豊富に積むことができ、レシピが簡単に手に入るという特徴もあります。リアニメイターなどの高速デッキに対しては、ややも後手後手に回りがちなのが欠点でしょうか。
Bob Maherが最後のマスターズを制したことで有名なこのデッキ、ブン回ったら手の施しようがありません。《激動》《崩れゆく聖域》《ミシュラのらせん》《ファイレクシアの処理装置》等のツールは、幾つかのマッチアップにそれだけで勝てるパワーを秘めています。しかし、このデッキは引きの偏りによってはまったく機能しないため、初手が酷いとトップデッキのみを期待してゲームを始めなければならないこともあります。
PTヒューストン当時のオランダの秘密兵器たるこのデッキ、スカージで素晴らしいカードを得ました。それが《ドラゴンの息》です。これにより、《山》と《憤怒》を使うことなく《縫合グール》が速攻で突っ込んで行くことができます。幾つかのバージョンではさらに《ドラゴンの暴君》と《ドラゴンの影》を加えて加速力をアップさせています。もし《隠遁ドルイド》が0.2秒で燃やされても、デッキのリアニメイター機構により辛くも勝利をもぎ取ることが可能です。ちょっとマナベースに不安が残るのが欠点ですが。
ブロック構築で登場したこのデッキは、次にスタンダードに進出し、遂にはExtendedにまで勢力を広げてきました。やはり《野生の雑種犬》や《堂々巡り》はExtendedでもパワーカードなのです。《波止場の用心棒》と《金粉ドレイク》を加えればタップするだけで相手のクリーチャーを奪う機構の出来上がりです。青緑の神様たるJeff Cunninghamは、今回ばっかりは赤いデッキでの出場のようです。
東大陽がGP広島で優勝したことで一躍有名になったこのデッキ、Gabriel Nassifをマスターズ横浜の準優勝に導いたことで押しも押されぬパワーデッキとして認められることとなりました。《女魔術師》《気流の言葉》《セラの聖域》で構成されるエンジンを《大慌ての捜索》がバックアップし、対戦相手のパーマネントはわけの解らぬうちにすべて押し戻されることとなるでしょう。
このデッキは言わば、マナベースの安定したFiendsであるわけです。このデッキの存在理由といえば、そう、《翻弄する魔道士》のパワーに因ります。《レイモス教の兵長》は《鞭縄使い》をリクルートし、《サバンナ・ライオン》の帰還によりビート性能もアップしました。そして対生物決戦兵器として《パララクスの波》を積めるのも魅力です。
PTヒューストン以降は減少の一途を辿るこのデッキですが、まだ根強いファンが居て、この舞台にも持ち込まれました。スカージの追加により、勝ち手段は強化されました。と、いうのも《魅惑の大地》と《洞窟のハーピー》でストームを稼いで《苦悶の触手》が撃てるからです。
手札破壊と《呪われた巻物》の組み合わせは非常に効果的です。他に説明が要りますか?
少数派デッキとして、「独房監禁」「Fiends」「ターボランド」「ドラコ」「パタリバ」「バベル」「オース」「ポンザ」「ライフ」「騙まし討ち」などが居ました。
翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。
原文との併読をオススメします。原文はこちらです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/worlds03/extmetagame