- 原文
- Never mind the tech, do you have any cards?
- 著者
- Brian David-Marshall
- 訳者
- 獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
- 投稿日
- 2003-08-09
- 更新
- 2003-08-09
今年のスタンダードが「第8版」に支配された環境だと言うなら、エクステンデッドは「スカージ」が席捲した環境だと言えるかな。オンスロートブロック最後のエキスパンション、スカージが出てから最初のプレミアイベントが、ここ世界選手権なわけだから。プレイヤー達はこぞって《包囲攻撃の司令官》と《精神の願望》のヨタ話をしながらベルリン入りしてきたさ、そりゃもう。
まぁ、エクステンデッドといったらそれぞれ思い入れのあるデッキが有るプロも居るわけで、そいつ等はこのフォーマットにかまけてないで、他の練習をしてきただろう。ところで、《夜景学院の使い魔》を5枚目以降の《大メダル》として採った《願望》デッキが取り沙汰されていたが、最近のトレンドだとむしろ《陽景学院の使い魔》を使うようだ。この《白使い魔》は単にスライに対するブロッカーとなるだけでなく、白を加えて《もみ消し》対策の《オアリムの詠唱》を使うことを正当化する。Bob Maherに到っては、この《白使い魔》を探すために水曜日にインヴェイジョン・ブロックのシールド戦を駆けずり回ってた程だ。
一方、ゴブリン使いたちは《紅蓮光電の柱》を巡ってドラフト卓を徘徊してたのも面白い。ゴブリン戦線と《紅蓮光電》の「3マナ以下のスペルを唱える毎のダメージ」が組み合わされることで、《願望》デッキに多大なプレッシャーをかけることが出来る。それこそ、《紅蓮光電》を張られた時点で投了と言った所か。この日、《紅蓮光電》の売値が10ユーロだったのも付記しておく。
このようにカード調達に涙ぐましい努力をしていたプレイヤーが居た一方で、そんな努力をすっぱり諦めてえんえんプレイテストに時間を費やしたプレイヤーも居た。メタが広い故にプレイテストも相当な量を消化しなければならないのだ。そもそもカードプールが莫大なこの環境で、もし「正しいデッキ」に辿り着いても「必要なカード」を調達できる確率など低いのだから。
昨夜のサイドイベントエリアは、カード調達に勤しむプロ達によって完全に包囲されていた。しかし、その中でもひときわ汗水たらしていたのは他ならぬGary Wiseだった。彼は《機知の戦い》デッキを組むために250枚ものカードをかき集めていたのだ。もっとも、結局は集めきれなかったらしく、泣く泣く別のデッキにしたらしいが。
William Jensenもまた、相棒として《機知の戦い》を選んだわけだ。しかも彼は基地外マニアなので、デッキ箱の中には常に必要なツールが揃っている。Jensenには、まだ充分トップ8の目が残っているわけだが、このデッキを大真面目に使う気だ。いいから止めとけよ、ゴブリンに勝てるわけねーだろ。
Bob MaherとMatt Lindeがプレイテストしているところに、ひょっこりBen Seckがやって来た。「《デアリガズのカルデラ》無ーい?」。スカージで《ドラゴンの息》が登場したことで、パワーアップしたアングリーハーミットに使おうって魂胆らしい。確かに《ドルイド》起動したら確定で墓地埋まるね、《山》使わなきゃ。
カナダ勢であるSteven WolfmanとMark Zajdnerは、《破滅的な行為》と《シャドーの裂け目》を探し歩いていた。サイカとマルカでも組むと思ったかい? 残念。直前になってタッチ緑サイカにしたんだと。
Jordan Berkowitzは、グレイビー組になる以前にPTQヒューストン(ブロック構築)で《独房監禁》デッキを使って権利獲得した選手。彼は、まず間違いなくエクステンデッドも《独房監禁》だろう。だってJustin Schneiderと一緒に《独房監禁》と《スクィー》探してたし。
こんなメタの広い環境で、2・3のデッキが席捲してくるだろうか? 果たしてゴブリンや《願望》のスピードが環境を制するのか? Kai Buddeと仲間たち(YMGのことじゃないよ)が操るリアニメイターは環境のソリューション足りえるのか? それともまだ見ぬデッキが、彗星のごとく現れて勝ち進むのか? 結果を刮目して待て!
翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。
原文との併読をオススメします。原文はこちらです。
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/worlds03/extcards