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ゲートウェイ・インタビュー:Ben Seck

原文
Gateway Interview: Ben Seck
著者
Toby Wachter
訳者
獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
投稿日
2003-05-18
更新
2003-05-18

マスターズ横浜ゲートウェイ、この熾烈なシングルイルミネーションをくぐり抜けマスターズ本戦出場という名誉と最低$2000という高額賞金を手にするのはいったい誰なのでしょうか? 歴史的にも最後となるこのゲートウェイを、今日は密着取材してみます。

ほとんどのプレイヤーはゲートウェイよりもプロツアーの本戦のほうに力を注ぐため、伝統的にこのトーナメントは、「わりと出来あがった」デッキ同士の対戦となります。そんな中にあって、創造的で革新的なデッキも少数はありますが、やはりメタが固まるほどに、そういうデッキを目にする機会は減っていきます。オーストラリアの Ben Seckはシカゴでのゲートウェイにおいて独創的なリアニメイターをプレイしたことで知られる選手ですが、この日もオリジナルのデッキを持ち込み、大いに注目を集めました。彼のデッキは赤白のサイクリング、スタンダードのそれと極めて似ていますが、一つ決定的な違いがあります。それがコレ。

【コレ→】http://www.wizards.com/magic/autocard.asp?name=Fluctuator

そう、《波動機》です。このパワフルなアーティファクとのおかげで、デッキの回転速度が上がるだけでなく、《霊体の地滑り》はトータルで0マナ、《稲妻の裂け目》はトータルで1マナで使えるようになります。さらにウルザズ・サーガ版のサイクリング土地を使えるようになることで、更にパワフルにデッキが回るのです。

Sideboard:

このデッキの発想の原点を教えてください。

Seck:

発想の原点? そんなの簡単さ。オーストラリアじゃみんな言ってるよ。「《波動機》はブッ壊れてる。禁止カードにすべきだ」ってね。実際、禁止カードのリストは駄目ダメだね。《波動機》みたいなカードを放置しておくんだから! オンスロートブロックで追加されたサイクリング絡みのカードはみんな、そう"みんな"だよ、《波動機》と最高のシナジィを奏でるんだ。このデッキの構想はほんの3・4日前から始めたんだよ。基になったのはもちろん、スタンダード版のサイクリングさ。ちょこっと手を加えただけだよ。もう《波動機》入れるだけで全然動き違うよ! あ、そうそう。《枯渇地帯》と赤と白のサイクリング土地、全部あわせて20枚も使えるんだ。20枚だよ20枚!

Sideboard:

デッキの勝ちパターンはスタンダード版と同じですか? 何か違いは?

Seck:

全っ然、速い! 《波動機》マジGOD! スタンダード版だと《天使》入るじゃん? でもエクテンじゃメインに要らないね。《天使》遅すぎ。オイラのデッキだとタップインの土地多いから、《天使》表返す暇が無いね。スライと対戦してみ? 《天使》マジ紙。《地滑り》も動かす余裕ないね。そんな暇あったら《めった切り》と《宝石の手の焼却者》サイクリングするよ。

Sideboard:

《波動機》を張ってしまえば、《稲妻の裂け目》だけで削りきれますか?

Seck:

余裕! 適当に場を固めて、手札が《裂け目》と《地滑り》だとするじゃん? そしたら一択で《裂け目》。もう、張ったら2〜3ターンで相手死ぬって。《裂け目》マジGOD! 除去だし、勝ち手段だし。

Sideboard:

ちょっと「銀の弾丸」的カード多いですよね。《レイディアントの...》

Seck:

あぁそれ。そうそう。《レイディアントの審判》2枚に、《スクラップ》2枚、《排除》1枚。無色2マナのサイクリング・カード、マジGOD! 《波動機》張ったら0マナになるし。あとはメタだね、メタ。スタンで《アクローマの祝福》とか入れるっしょ? あれと同じ。エンチャントは《破滅的な行為》とか怖いけど、マルカ居ないっしょってことで《排除》1枚。アーティファクトは、こっちが回ってないときの《のろ巻》とか、あと普通にティンカー対策とかで《スクラップ》2枚。あ、でもここら辺わりと微妙。ってか適当(笑)

《レイディアントの審判》強いよ、そこそこ。《うすのろ》とか《ワームの咆哮》とか《尊大なワーム》とか。《ベイロス》も殺せるし、油断して出しちゃった《魂売り》とかも。わりと対象多いっしょ?

《法の信奉者》もメタ。ゲートウェイなんて皆あんま準備とかしないし、スライとかマッドネスで出る奴、多そうじゃん。このデッキだと、スライもマッドネスもお客さん。怖いのはマルカ、《行為》マジヤバイ。でも、ゲートウェイじゃあんま居ないかな。

Sideboard:

《波動機》をカウンターされたり壊されたりしたらどうしますか?

Seck:

2戦目は《波動機》抜くし(もちろん1戦目勝った時だけ)。それでも普通のサイクリングデッキじゃん? 《モックス》の分、ちょっと速いし。サイクリングは《波動機》なしでも動くって。相手が《波動機》狙ってきたら、《裂け目》《地滑り》は壊されないし。どうやっても勝てるよ。

Sideboard:

サイドボードにも目を向けましょう。《冷静なチャンピオン》は面白そうですが…。

Seck:

マジGOD! このデッキ作ろうと思ったのも《チャンピオン》使いたかったからだし。1ターン目《モックス》から《チャンピオン》。2ターン目《波動機》セット、9回サイクリングして勝ち。ほら強い。あんまり極まんないけど(笑)。《チャンピオン》は何デッキにも効くってほどでもないし。無理やり2ターン目に殺さなくても、サイクリングならもっと横綱相撲できるっしょ。だからサイド。時間とか無くなったらオフェンシブ・サイドする。《火炎舌のカブー》もGOD。《地滑り》張ったら何回も4点! 《真実の信仰者》はマルカへのささやかな抵抗(笑)。大きくなった《チャンピオン》を《悪魔の布告》から守ってくれるし、《強迫》《陰謀団式療法》も効かなくなる。え、《天使》? マジGOD(笑)

Sideboard:

他に、読者に「これは知っておいて貰いたい」ことは有りませんか?

Seck:

まず使ってみ? 長いメタで見たらこのデッキ、強いかどうかは自信ないけど。今のメタでは強いよ。あと面白いし! 家とかで「なんか面白いデッキないかな?」とか思ったら、コレ。マジで。

Sideboard:

面白いというのは納得ですね。先程のラウンドも最後まで笑顔でしたし。

Seck:

そりゃもう。実のところ、このデッキが上手く行かなくても、まぁ良いんだ。オイラはファンキーなデッキが好きだし、そんなデッキを使って今まで勝ってきた。この間のオーストラリア選手権はドラフトで6-0して構築で0-4スタートだった(笑)。その時のデッキは普通のマッドネスだったんだ。2勝すればトップ8だったからね。でも駄目だった。それで思ったよ。オイラはファンキーなデッキじゃないと駄目だって。トーナメントでたとえ勝てなくても、ファンキーなデッキは楽しい! これに尽きる!

翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。

原文との併読をオススメします。原文はこちらです。

http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/mastersyok03/gwint

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。