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黒単バーンデッキで、地区選手権に嵐を起こしてやろうじゃないか?

原文
Taking Regionals By Storm: A Mono Black Burn Deck?
著者
Daniel Garfield
訳者
矜侍 ◆KyouBkMqEY
投稿日
2003-03-21
更新
2003-05-06

ここのところ、僕はみんながやってることと同じようなことをしてる。つまり、地区選手権のためのプレイテストだ。今年の地区選手権シーズンは本当に面白いものとなるだろう。なにせ、今のスタンダードは滅多に無い程雑多な環境だ。地区選手権ではあらゆるメジャーなアーキタイプのデッキがそれぞれかなりの数存在するだろうし、メジャーでないデッキもそれなりの量存在するだろう。

とは言え、こんなことは地区選手権では毎年のことだ。地区選手権では、誰もが「どんなデッキが存在することが予想されるか、また、どのデッキをプレイすべきなのか」を考えてデッキを選ぶから、メタゲームが複雑に入り組む。そう、どのデッキをプレイするか。それがこの記事の論点でもあるんだ。一つの解答は、トーナメントに強いデッキを持ち込むことだ。そしてもう一つの解答は、その強いデッキに勝てるデッキを持ち込むことだ。

僕はCabal Cemeteryを持ち込むつもりだ。Cabal Cemeteryは、部族と、クリーチャーの再利用を基盤とした、黒単コントロールとバーニングブリッジの利点を併せ持つデッキだ。

どんなデッキなんだ?と空騒ぎするのはよしてくれ。デッキレシピを紹介しよう。

デッキの中身について説明を始める前に、どうやってこのデッキを組んだかの説明をしておかなければならないだろう。このデッキは、「New Deck:Cabal Cemetery」と言う掲示板のスレッドに書き込んだ人々と協力して、僕が組み上げたものだ。

レシピを見ただけでは、大概の人はこのデッキの動きを本当の意味で理解はできないだろう。そこで、デッキに入っているカードの説明に入る前に、このデッキの理念について軽くまとめておく必要があると思う。

カードごとの分析

4 Festering Goblin

ほとんどのデッキでは二級品扱いされるカードだが、このデッキでは全く一級品だ。このクリーチャーはこれまでにプリントされたカードの中でも最高のチャンプブロッカーの一つで、しかもゾンビで、さらには《陰謀団式療法》と素晴らしいシナジーを形成する。これらはどれもこのデッキにおいては素晴らしい長所だ。このカードを引いたら、いつでも《極楽鳥》や《マーフォークの物あさり》や《渋面の溶岩使い》や、鬱陶しいタフネス1クリーチャーを殺して、2対1交換を狙っていこう。

4 Withered Wretch

実際のところ、こいつはこのデッキで唯一、マナコストとパワー、タフネスが等しいクリーチャーだ。ただし、こいつで対戦相手を攻撃するのがいい考えだ、なんて間抜けな勘違いはしないように。このデッキでは、よほどの必要にかられない限り、対戦相手をクリーチャーで攻撃するべきではないんだ。こいつの起動方能力は本当に驚くべきもので、しかもゾンビで、クレリックで、ブロッカーとしても性能がいい。

こいつはまさに「番人」って奴だ。考えなしにブロックして、こいつを殺してしまったりはしないように。こいつでブロックしていいのは、君が《ワームの咆哮》や《不可思議》や《栄光》とか、とにかくそういう墓地にあるってことすら許せないようなカードどもにこいつの能力で対処しなくてもいい、って確信できる時だけだ。

2 Shepherd of Rot

このカードはこのデッキにおいては色々な役割を果たしてくれる。マナコストに大して能力が弱すぎるように見えても、馬鹿にしちゃいけない。まず、こいつはゾンビで、クレリックだ。《骨を組むもの》のおかげで簡単には死ななくなる。まあ《堕ちたる僧侶》のことは考えなくてもいいだろう。

次に、こいつは直接ダメージ源だってことだ。こいつは、潜在的には大きなダメージを相手に与える可能性があるだろう。つまり、バーンデッキが勝つ基本的な方法だ。《罠の橋》があっても関係無く相手にダメージを与えられる。

三つ目、こいつはチャンプブロックをしつつ、相手に数点ダメージを与えられる。全く、悪くないだろう?このデッキでは、頻繁にチャンプブロックをすることになるのだし。

こいつは対戦相手を焼いてやる一方でこっちも焼いてくれるし、アグロデッキ相手には素晴らしいカードにはなりえない、ってよく言われる。アグロデッキ相手にはこいつをサイドアウトして、代わりに《罠の橋》を足したり、あるいは《定員過剰の墓地》を足したりする、ってのは大抵の場合いいアイデアだ。ただし、こいつは他のコントロールデッキ相手には全く驚くべき強さを発揮してくれる、ってのは忘れないで欲しい。

4 Rotlung Reanimator

こいつはこのデッキの基盤となるカードの一つだ。こいつはデッキに入っている全てのクレリックを二回使えるようにしてくれる。基本的にはこいつがいる限り、対戦相手は地上から攻めるのを諦めなければいけないだろう。また、《定員過剰の墓地》と《陰謀団の執政官》が使える状態にあれば、こいつは無限にゾンビを生み出してくれる。

こいつは本当に、信じられないほど素晴らしくて、僕はじっくりとこのカードを見ずにはいられなかった。《もぎとり》とのシナジーは、法外としか言いようの無いものだ。こいつは《もぎとり》で死んだクレリック全てを、そう、こいつだけではなく、全てゾンビと入れ替えてしまうのだ。もし場に二体以上こいつがいれば、《もぎとり》はまさに、馬鹿げたものになる。対戦相手にはクリーチャーが全くおらず、こちらには6体か8体のゾンビを依然コントロールしている、なんて状況を作り出してしまうのだから。

こいつを使って無限にチャンプブロッカーが生み出せるような態勢が整っていない限りは、チャンプブロックでこいつを失ってはいけない。対戦相手がこいつの怖さを知っている場合、その対戦相手はできるだけ早くこいつを片づけようとするだろう。もしこいつを場に出しっぱなしにするのが無理なようなら、対戦相手に除去を使わせて2対1交換が出来たってことだけでもありがたく思うようにしよう。

4 Cabal Archon

もう一つの基盤となるカードだ。こいつが場にいれば、こちらのチャンプブロッカーは全員墓地に行く前に相手の横っ面引っ叩いてやれるようになるし、絶望的な状況でもライフ獲得のお陰でとりあえず生き残れる。

こいつはマナ効率も素晴らしく、4マナで2点の《生命吸収》を打つのと、こいつをキャストして、こいつ自身を生け贄に捧げて2点のライフを得るのが丁度同じコストだ。また、こいつと《腐れ肺の再生術師》とのシナジーも大きなものがある。

こいつは、《定員過剰の墓地》でカードを再利用できるようになった状態では、このデッキの主な勝ち筋の一つとなる。こいつは《邪悪な岩屋》では回収できないから、早いターンのうちにこいつ自身を殺してしまったりはしないように気をつけよう。

3 Gempalm Polluter

おお、こいつは構築レベルのレギオンカードだ!こいつはこのデッキの中でも最高のカードの一つで、そして本当に多目的に使えるカードだ。

早いターンにおいては、こいつは《定員過剰の墓地》のために墓地を肥やす単なるサイクリングカードだが、一度《定員過剰の墓地》による再利用がスタートすれば手の付けられないカードになる。毎ターン対戦相手に数点のダメージを与えて、追加のカードを引くことが出来る。それも、たったの2マナで。しかも、カウンター不能だ。このカードが入っているのが、デッキに《邪悪な岩屋》を入れている理由だ。

ゲームの終盤では、こいつはカウンター不能の大量ライフルーズとなり、ゲームを決めてしまえるカードとなる。一旦こいつと《定員過剰の墓地》が生み出すシナジーを経験したら、他の弱っちいドローエンジンを使おうとは思えなくなるだろうね。

2 Ensnaring Bridge

このカードは、このデッキの初期の形には入っていなかった。振り返って見れば何で入っていなかったのかが分からない。このカードは、このデッキで《賛美されし天使》や《幻影のケンタウルス》のような危険なクリーチャーが相手の場に出てしまった時に勝利するための唯一の手段なのに。

このデッキのマナカーブは非常に低い位置にあるので、手札を少なく保つことに問題は全く無い。また、このデッキはチャンプブロッカーに事欠かないので、対戦相手の2/2クリーチャーどもが殴ってきても恐れる必要は無いだろう。

僕はいつも《罠の橋》を3枚、《もぎとり》を2枚にするか、それとも《罠の橋》を2枚、《もぎとり》を3枚にするか悩んでいる。紹介したバージョンの時は、《罠の橋》は2枚だけにした。なぜって、《罠の橋》は《もぎとり》と違って、一つしか使い道がないからね。《罠の橋》が効く相手だったら、どんなマッチアップでも必ずサイドから《罠の橋》を投入する、っていうのは重要なことなので、忘れないで欲しい。

3 Oversold Cemetery

このデッキの基盤の最後の一つだ。4枚目はサイドボードに落とされているが、相手がエンチャント除去をデッキに入れている場合に投入して欲しい。

このデッキには《生き埋め》などの墓地を肥やすカードが入っていないため、このカードが機能し始めるのはゲームの終盤になってからだ。このデッキでは、チャンプブロック、《陰謀団の執政官》、《陰謀団式療法》が墓地を肥やすための主な手段だ。

このカードが機能し始めれば、ほぼゲームは終る。《定員過剰の墓地》が機能して、それでもゲームに負けたって経験はほとんどない、ちょっと大げさかもしれないけれど。とにかく、対戦相手がよほど深刻な手を打ってこない限り、まず負けないだろう。《定員過剰の墓地》がこのデッキにもたらすカードアドバンテージは馬鹿げている。

《腐れ肺の再生術師》と《陰謀団の執政官》を使い回して、毎ターンたったの4マナで2点の《生命吸収》を打ちながら2/2のゾンビを出し続ける、ってシナリオは対戦相手にとっては手に負えないものだろう。《宝石の手の汚染者》に至ってはもっとクレイジーだ。たった2マナで毎ターン相手にカウンター不能のライフルーズを強いながら、さらに追加のカードまで引けるんだから!

3 Mutilate

質の高い大量除去は、どんな時だってプレイする価値がある。《腐れ肺の再生術師》とのシナジーだけでも、このカードはかなり強力になる。しかし、このデッキではそれだけじゃ終らない。

このカードさえあればプロテクション黒のクリーチャーに悩まされなくて済むし、《定員過剰の墓地》のために自分のクリーチャーを墓地に送り込むことだって可能だ。対戦相手が《罠の橋》を叩き割って、クリーチャーの大群でこちらに致命的なダメージを与えてくるんじゃないか、なんて悩む必要もなくなる。

このデッキで可能な他のパワー・プレイとしては、《陰謀団の執政官》でクレリックを全部生け贄に捧げてヘヴィなライフドレインをした後に《もぎとり》を打って、こちらには被害は無いのにあちらの場は綺麗になってる、なんてのもある。

カードアドバンテージが取れるなら、《もぎとり》を打つのを躊躇しちゃいけない。たとえ2対1交換でも、大抵の場合は打つ価値がある。こちらにも被害が出る時でも、相手にもっと大きな被害がある限り、大概の場合は打つのを怖がる必要はない。

4 Smother

驚くほど良く出来た対象指定型の除去だ。問題になりそうなものは何でも除去してしまおう。《野生の雑種犬》、《マーフォークの物あさり》、《渋面の溶岩使い》、色々なトークンクリーチャー、さらには《サイカトグ》までも。全部たったの2マナで除去できる。

このデッキは、《燻し》で除去できないような重い(そして、デカい)のに対処する必要はあまり無い。何故って、《罠の橋》があるからね。

4 Cabal Therapy

このデッキのパワーカードの一つだ。メインデッキに《強迫》を入れずに、このカードを4枚入れてるのは、妙な話だと思う人もいるかもしれない。

もちろん、これには理由がある。このデッキに対して問題になるカードはほんの数枚しかなくてそれらを手札からはたき落とすのには、《強迫》よりもこのカードの方が効果的なんだ。

1ゲーム目においては、このカードが4枚入っている、というのが弱みになるかもしれない。それでも、相手が場に出している土地から、どのカードを落とせばいいかの推測は出来るだろう。そして、2ターン目に《ただれたゴブリン》を生け贄に捧げてフラッシュバック、というコンボは驚くべきものだ。少なくとも1枚確実に危険なカードを落とせ、さらに《極楽鳥》、《ラノワールのエルフ》、《渋面の溶岩使い》、《マーフォークの物あさり》、などのタフネス1クリーチャーを殺せるのだから。

サイドボードから《強迫》を投入したゲームでは、このカードも馬鹿げたものとなる。合わせて使えば、まるで《精神ヘドロ》に近いような効果になるんだ。

サイドボードのカード

4 Duress

トグ、スライド、黒コン、その他のクリーチャーレスデッキとのマッチアップにおいて、《燻し》と入れ替えるためにサイドに用意してある。相手の手札に何があるかを見極めるために、《陰謀団式療法》を打つ前に打つようにするといいだろう。

3 Megrim

今のメタゲームの中で最先端のカードだ。非常に多くのデッキが、自分から手札を捨てるメカニズムを用いているが、このカードさえあればそれらをせき止めることができる。僕はこのカードを《強制》対策として使うのが大好きだ。多くのデッキでは、このデッキが与える数点のダメージはそれほど問題になるものではないため、このカードは補助的なものにとどまる。

でも、このデッキはバーンデッキなんだ。数点の積み重ねが大きな意味を持つ。このカードは、トグやスライド相手の時に、もぎとりと入れ替えるといいだろう。但し、このカードをマッドネス相手に投入したりはしないこと。

緑マナからプレイされるパーマネントに対抗するにはこのカードは遅すぎるし、緑相手に《もぎとり》を抜く余裕はこのデッキにはないんだ。

2 Haunting Echoes

これは、マナコストの重いソーサリースペルだ。それこそがこのカードがメインに入っていない理由だが、このカードはスライドやトグに対してはデッキをメチャメチャにしてやれるだろうし、リアニメートにとっては実際、最悪の悪夢の一つだろう。トグに対しては、目くらましのために手札破壊を先に必ず打つようにすること。腕の良いトグのプレイヤーは普通、「対《消えないこだま》専用」と書かれているかのように、手札に《対抗呪文》を持ち続けているものだから。

2 Rancid Earth

まあ、標準よりも劣るカードだ。とは言え、対立デッキに対してはよく効くだろう。黒単コントロールに対しても多少は効くかもしれない。

2 Engineered Plague

「ゴブリン!」と指定して、スライのプレイヤーをグチャグチャにしてやろう。リスを指定して、対立のプレイヤーを打ち倒してやるのもいいかもしれない。白ウイニーに対してもいいサイドボードかもしれない。まあ、白ウイニーなんて滅多に見ないからよくわからないけれど。それにこのデッキが白ウイニー相手にボードからカードを投入する必要があるとも思えない。

1 Oversold Cemetery

対戦相手がエンチャント除去を投入してくる場合、サイドボードの4枚目のこれが必要になるだろう。

1 Ensnaring Bridge

入れるタイミングは《定員過剰の墓地》と同じで、対戦相手がアーティファクト除去を投入してこない限りサイドから投入する必要はないだろう。もしも、サイドから4枚態勢に出来ないことが不安なら、《腐臭の地》を1枚入れ替えてもいい。

デッキ戦略についての記述に進む前に、テストはしたけれど色々な理由でデッキから抜いたカードに付いても記述しておこう。

Braids,Cabal Minion

このカードは典型的な「オーバーキル」カードって奴だった。定員過剰が機能している時にしか上手く動かないけれど、その時はもう勝ちは半ば決まっていて、それ以上何かしなくても良いんだ。それに、4マナも払って2/2ってのは、ちょっと許せないね。

Graveborn Muse

この、レギオンで最もエキサイティングなカードももちろんテストした。でも、デッキからは抜けた。テストして分かったことは、《墓生まれの詩神》はクリーチャーなどによる短期決戦を狙うのなら、望ましいカードだってことだ。でも、このデッキはそういう戦略を取るデッキじゃない。

トグとか、スライドとか、黒コンなんかが相手でなければ、クリーチャーでの攻撃はこのデッキにおいては悪いゲームプランだ。(ちなみに、スライド相手で攻撃は、いいゲームプランってわけじゃない、実際は。)

最終的には、4マナを1枚のカードに払う余裕は無いし、ライフルーズはどうにも扱いづらい。そういうことで、このカードは、このデッキで最も重要な《罠の橋》とマイナスシナジーしか形成してくれない。

Bane of the Living

再利用の出来る《神の怒り》効果というのは非常に魅力的に思えた。とは言え、このカードは単独では非常に弱い、ということがわかった。こいつは遅すぎる。とにかく、やたら、激しく、どこまでも、遅すぎる。3ターン目に裏向きで出して、他のターンにまたマナを払って表にする必要がある。さらにこいつはゾンビでもクレリックでもない。《もぎとり》に比べてマナ効率も悪いし、4/3ってサイズも、クリーチャーで攻撃したいわけでも無いこのデッキじゃ良いとは言えない。裏向きに出して、表にして、って言う、遅くて、しかもマナのかかる手順の間に本来なら何が出来ていたか、って考えれば、再利用できるって特徴も、別に特筆すべきものとも言えないだろう。

また、他の問題もある。こいつは《もぎとり》に無い利点は無くて、(Xが1あるいは2でも、このデッキではほとんどのクリーチャーが死んでしまうということは覚えておこう)さらにもぎとりほど良い働きもしてくれないと言うことだ。このデッキに3枚より多くの《もぎとり》を入れる余裕は無いし、デッキビルダーの趣味によってはそれより少なくなることだってあるだろう。

タッチ緑

緑を加えることで使えるようになるカードは、色マナの安定性を損ねてまで入れる必要は無いってわかった。

Diabolic Tutor

このデッキはコンボデッキじゃない。コントロールデッキなんだ。だから、このデッキに必要なのは一枚のパワーカードじゃなく、積み重ねていくカードアドバンテージなんだ。《魔性の教示者》は遅いし、簡単にカウンターされるし、いいところは好きなカードを手に入れられるってだけだ。

必要な時に《定員過剰の墓地》や《罠の橋》を持ってこれるのはいいかもしれない、が、もっといいのはこの遅いカードに割くスロットの分、最初から《定員過剰の墓地》や《罠の橋》を入れておくことだろう。結局教示者でカードを持ってくるって戦術はデッキを遅くし、カウンターや除去に弱くするだけだ。

Tainted Pact

少し早くて、カードを得る能力も少し劣っている、ということ以外はほぼ《魔性の教示者》と同じ問題がある。まあ、もしこのカードがカードを取り除くのでなくて墓地に送るって効果だったら、全く別の話だったろうが。

Coffin Purge

注目されるカードでもないだろうが、デッキの初期のバージョンではサイドボードでテストしてみた。《不可思議》や《栄光》や《起源》や、フラッシュバックスペルが入ったデッキ相手なら悪くは無かった。とは言え、このデッキはマッドネスデッキ相手にボードからカードを投入する必要は無い。サイドボードのスロットはもっと役立つスペルに割くべきで、《腐臭の地》ですらこれよりは役に立つだろう。

プレイ戦略

このデッキは直感的にプレイしてはいけない。どうプレイするべきか正確に知ることは、重要なことだ。手札のクリーチャーを無造作にプレイして、それらでアタックしようとしたりすれば、普通は負けるだろう。

ゲームの早い段階では、ブロッカーを大量に召還して穴倉に篭もることが重要となる。このデッキには質の高いチャンプブロッカーが大量にいるので、可能ならさっさと相手の攻撃クリーチャーと相打ちにでもしてしまおう。

このデッキでは、2/2クリーチャー2体でタフネス3あるいは4の攻撃クリーチャーをブロックするのも良い戦術だ。このデッキでは、クリーチャーはそれぞれシナジーを形成しているため、クリーチャーの展開で対戦相手に大きく差をつけられることはないだろうし、《燻し》や3枚の《もぎとり》や《罠の橋》で相手のクリーチャーの展開を妨害することでますます差を付けられないようにできる、などとは今更言うまでも無いだろう。場に《腐れ肺の再生術師》がいれば、こちらのクリーチャーは二度死ねる。それが、このデッキで労せずして2対1交換が取れる理由だ。

対戦相手によっては、まず最初に《腐れ肺の再生術師》にショックを打ってくるかもしれない。これは全く、正しいプレイングだ。腐れ肺がいなければ、こちらは昔ながらのチャンプブロックをするしかなく、2対1交換が出来るようにブロックして相手をおちょくることも出来なくなる。もちろん、《罠の橋》さえあれば攻撃されないから、ブロックを考える必要もないが。

ゲームの序盤の対戦相手の行動を妨害するのは、このデッキではとても簡単なことだ。ただし、軽率な判断は慎むこと。良いコントロールプレイヤーがするように、対戦相手とこちらがそれぞれ何枚ずつ手札を持っているかにも気を配っていなければならない。《ただれたゴブリン》や《腐れ肺の再生術師》、《もぎとり》などアドバンテージを取りやすいカードが多く入っているというこのデッキの性質のお陰で、何枚かのカードアドバンテージを維持することは容易だろう。《ただれたゴブリン》を上手く使うことは大事だし、《腐れ肺の再生術師》を上手く使うのはもっと大事だ。この2枚のカードと、《陰謀団式療法》、《陰謀団の執政官》、さらに除去のお陰で、ゲームが中盤になってもまだこちらのライフは15以上あり、さらに対戦相手は手札が空、なんてことはよくあるだろう。理想としては、こちらの場には数体のクリーチャーが残っていてほしいが、ほとんどの場合は、お互いの場は空だろう。

チャンプブロックをしていれば、すぐにこちらの墓地は一杯になるだろうし、ライフを減らさずに対戦相手のリソースを消費させられるだろう。《腐れ肺の再生術師》で二回利用できる18枚の低コストクリーチャーによるブロックを乗り越えて対戦相手がこちらに攻撃を通してくるのは、かなり困難だ。

上手い対戦相手はカードアドバンテージを取られないように、まず最初に腐れ肺を除去してくるだろう。その場合は、適当にチャンプブロックをするのはやめて、ゲーム中盤まで何とか生き残れるように注意深くプレイしなければならない。《腐れ肺の再生術師》に除去を打たれても、2対1交換は出来ていると言うことは忘れないようにしよう。5ターン目か6ターン目まで、ライフは10もしくは12より多く保っていなければならない。正しくプレイしていれば、その頃までには対戦相手の攻撃の勢いは完全に止まっているだろう。上手く行っていれば、6ターン目以降にクリーチャーの攻撃で深刻なダメージを受けることは滅多に無い。もし《罠の橋》をキャストできれば、相手が《帰化》などのアーティファクト除去を引くまではのんびりとゲームを続けられる。

ゲームの中盤に入ったら、そろそろ、負けないためのプレイングから勝つためのプレイングに入らなければならない。《定員過剰の墓地》か《邪悪な岩屋》を引いていなければ、とりあえずはそのままゲームを続けよう。この段階で《罠の橋》を引くのは非常にいいことではあるけれど、実際のところ、相手が飛行かプロ黒のファッティをコントロールしてない限りは必要なわけでもない。

この段階での最高の戦術は、場に《腐れ肺の再生術師》と《陰謀団の執政官》を場に揃えることだ。この2枚が揃っていれば、他のクレリックを引くたびに相手から2点ライフを吸収して、さらにゾンビトークンを出すことが出来る。《宝石の手の汚染者》をサイクリングするのに一番良いのはこの段階で、たとえゾンビがいなかったとしても、サイクリングするべきだ。とは言え、普通は2〜3点ダメージを与えた上で、追加のカードを引かせてくれるだろう。

この段階では《もぎとり》は最高のカードの一つだ。何度も言うように、2対1交換しか出来ないからと言って打つのをためらってはいけない。上手く行っていれば相手の手札は空になっているだろうし、それに、場に2体もクリーチャーを並べるのは戦線を広げすぎだ。そのことを対戦相手には思い知らせてやらなければならない。また、腐れ肺が場にいれば《もぎとり》はあまりにも簡単に勝利をもたらしてくれるカードになる。対戦相手の場は空になり、それに対してこちらには変わらない数のクリーチャーが残ったままなのだ。もちろん腐れ肺が2体以上いればますます馬鹿げた状況になるだろうね。もし《燻し》をゲームの最初の方で使わずに持っていたなら、中盤では使わずにそのまま持っているべきだ。もっと重要なシチュエーションで打つようにしよう。ついでに言うと、《燻し》を対戦相手のクリーチャーに打つのはこのデッキではとても良いプレイングってわけじゃない。遅かれ早かれ、まあ大抵は早いうちに、《定員過剰の墓地》を引くからね。

ゲームが終盤に入ったら、相手に何もさせずに3〜4ターンで殺すことが出来るだろう。《陰謀団の執政官》を再利用しながらゾンビトークンで殴る、というのは最高の勝ち筋の一つだが、真に最高なのは場に2体以上のゾンビがいる時に、《宝石の手の汚染者》をサイクリングし続けることだ。そしてこのどちらもカウンター不能のライフルーズで、これによる敗北を免れる術はまず無い。《崇拝》だろうが、《黒の防御円》だろうが無理だ。もちろん、《対抗呪文》も。スライドデッキが時々陥るような弾薬切れも無いし、場のコントロールも磐石だ。繰り返そう。ゲームが終盤になって、《定員過剰の墓地》が回りだしてしまえば、このデッキはまず負けないんだ。

プレイテストの結果と、分析

ここ二週間半の間、僕はこのデッキでプレイテストをしてきた。とりあえず今までのテストの結果を記しておこう。まだ地区選手権まで十分時間はあるし、役に立てて欲しい。ちなみに、テストは全て、このデッキの動きを良く知っているパートナーと行ったものだ。

対UGマッドネス、あるいはUGスレッショルド

このマッチアップは楽なものだ。恐らく6割以上の確率で勝てるだろう。注意を払わなければいけないのは《激動》だけだ。《激動》は「打てばどんな相手にも勝つ」と書いてあるカードで、常に注意を払わなければいけないカードだ。大概の場合は、《陰謀団式療法》でまず指定するべきだろう。

サイドから追加の定員過剰と橋を投入するべきだと思う。早いターンのうちにファッティで攻撃してくるし、場合によってはそいつらは《不可思議》で飛んでいる。さらに、あちらはほぼ確実にサイドから《帰化》や《天啓の光》を投入してくるだろうからね。

《偏頭痛》はこのマッチアップでは役に立つように思えるだろうが、《野生の雑種犬》や《入念な研究》はどのような働きをするか考えてみて欲しい。あちらのディスカードエンジンは序盤に働くものだが、《偏頭痛》は中盤以降に働くものなんだ。《偏頭痛》はこのマッチアップで使うためのものじゃない。

時々は、《不可思議》と《物静かな思索》の組み合わせで危険なことになるかもしれない。とは言っても、こちらは《萎縮した卑劣漢》と《罠の橋》に守られているから、そう大事にはならないだろう。但し、UGにチャンスを与えてしまえばどんなことになるかは忘れてはいけない。それから、《萎縮した卑劣漢》でチャンプブロックをしてはならない。あちらはクリーチャー戦以外ではこいつを除去できないし、こいつを除去できない限りあちらに勝つチャンスはほとんど無いのだから。

対WGマッドネスあるいはWGビースト

これもかなり楽なマッチで、やはり6割くらいの勝率が見込めるだろう。WGはUGほどスピードが速くない分、さまざままライフゲインやボードコントロール要素が入っている手堅いデッキだ。《藪跳ねアヌーリッド》は除去を回避できる、打撃力の点から見ても悪くないアタッカーだ。《栄光》は汚いトリックに使えるだろうが、まあこちらには《萎縮した卑劣漢》がいることだし、十分対処は出来るだろう。このマッチアップでも、サイドから追加の《罠の橋》と《定員過剰の墓地》を入れるといいだろう。あちらは《解呪》や《帰化》、《天啓の光》をサイドから入れてくるだろうからね。

WGで最も恐ろしいのは、《幻影のケンタウルス》と《象の導き》が入ったバージョンだ。《罠の橋》を引けなければゲームが終ってしまう。その二枚が組み合わされる場合には、もぎとりで《幻影のケンタウルス》を除去するタイミングも《幻影のケンタウルス》の返しのターンくらいしか無く、その時除去できなければ《象の導き》が付いて《もぎとり》では手が届かなくなってしまうだろう。もしも、《ラノワールのエルフ》から3ターン目に《幻影のケンタウルス》を出してきたら、本当に危険だろう。

大抵の場合、僕は《陰謀団式療法》で《幻影のケンタウルス》を指定して、キャストされるよる先に墓地に落としてしまうようにしている。場に出ちゃったら対処のしようが無いからね。トランプル付きのファッティも同じように厄介だけれど、《尊大なワーム》は昔ほどは見なくはなった。もしもあちらが《幻影のケンタウルス》を出せなければ、あちらに勝つチャンスはほぼ無いだろう。結局このマッチアップは普通の大型クリーチャーデッキと同じで、《罠の橋》を張ってしまえばゲームオーバーだ。仮に数ターンで割られてしまっても、その数ターンでゲームが決まってしまうことが多い。

対RGビートダウン

ベストなマッチアップの一つで、7割程度の勝率が見込めるだろう。RGのクリーチャーは他の緑ベースのデッキよりもサイズが小さく、回避能力も無い。チャンプブロッカーを乗り越えてダメージを本体に与えてくることも、こちらの除去を回避することもまず無いだろう。

火力ヘビーな構築のRGに対しては、《陰謀団の執政官》を上手く使わなければ焼き切られてしまうだろう。最も重要なのは、どのくらいまでならライフを減らしても焼き切られないか、というのを見極めることだ。普通は恐らく、7以下になると危険だろう。《火山の槌》1枚と《ショック》2枚で死んでしまうからだ。

サイドから投入すべきカードはあまり無い。場合によっては追加の《定員過剰の墓地》を入れるべきかもしれない。必要にはならないかもしれないが、《帰化》をトップデックされるのは厳しいからね。

また、最近はRGにも別の形があるようだ。カイブッドレが投稿したバージョンは、トグに対しては非常に強いが、大型クリーチャーが足りないように思う。マナ加速を大量に入れ、《幻影のケンタウルス》、《貪欲なベイロス》、《焦熱の火猫》などを入れたバージョンの方が組むのも簡単だろうし、またこちらにとっては危険になるだろうが、ブッドレのバージョンに比べればトーナメントで対戦する可能性はかなり少ないだろう。

対スライ、ゴブリンなどの赤単ビートダウン

始まる前に勝っているも同然だ。二番目に良いマッチアップで、 8割は勝てるだろう。マッチで負けたことは今のところ無い。1本落とすにしても、《罠の橋》を引かずに、《焦熱の火猫》を2枚も3枚も引かれたときくらいだ。サイドから《仕組まれた疫病》を入れれば相性は笑ってしまうほどになるが、ほとんど必要にはならないだろう。僕は種族の指定ではゴブリンより先にまず猫を指定するようにしている。ゴブリンなら、こちらにとっては大した脅威にはならないからだ。

RGビートダウンに対してと同じように、火力に付いては注意するべきだ。スライはより多くの火力が入っており、またほぼ確実に《焦熱の火猫》が入っているしね。ライフは10以下にならないようにしておこう。(10だと、《焦熱の火猫》と《火山の槌》でゲームが終ってしまう)もし対戦相手が《焦熱の火猫》を外して代わりに《ゴブリンのうすのろ》や《つつき這い虫》を入れていたりしたら、指指して笑ってやれ。

対アストラルスライド

完全に終っているマッチアップだ。1ゲームだって落としたことが無い。このデッキに対して何が出来る?《神の怒り》を打つことくらいか?

実際、笑えるマッチアップだ。こちらに対して有効なカードはあちらのデッキにはほとんど入っておらず、出来ることと言えば一杯の手札を抱えて《稲妻の裂け目》でダメージを飛ばすくらいだ。サイドボード後はさらに状況は悪くなるだろう。1ゲーム目では死に札にしかならなかったクリーチャー除去が抜け、代わりに《偏頭痛》や《消えないこだま》のようなパワーカードが投入されるのだから。そしてあちらは《対抗呪文》すら打てない。勝つ見込みは無いだろう。

あちらに勝つチャンスがあるとすれば、こちらは《罠の橋》も《定員過剰の墓地》も《もぎとり》も引かず、あちらは《霊体の地滑り》と《賛美された天使》を引いていて、さらには手札に《神の怒り》とサイクリングカード二枚があり、《神の怒り》と二回のサイクリングを同じターンの間に行える時だけだろう。まず《腐れ肺の再生術師》と《賛美されし天使》を滑らせ、その後に《神の怒り》を打つのだ。もしあちらにその準備が出来ているようだったら、《陰謀団式療法》をキャストして《霊体の地滑り》などは手札から叩き落としてしまおう。

対サイカトグ

トグは良く出来たデッキだ。本当にそう思う。このマッチアップはかなりの接戦で、多くの場合あちらに《激動》を打つチャンスを与えてしまうことになるだろう。そうなったら、こちらはマナを浮かせておいて、激動の後に出てきたサイカトグにありったけの《燻し》を打ち込む、という賭けをするしかないだろう。とは言え、トグのプレイヤーは往々にしてカウンターを残しているのだが。

このデッキにとって最も厄介なトグは、黒い除去の補助にバウンスを入れたバージョンだということがわかっている。サイドには《偏頭痛》、《消えないこだま》、《強迫》が入っていて、《偏頭痛》は特に強力だ。サイカトグのパンプアップ能力を妨げて、こちらの2/2のアタックを素通しにしてくれる。さらに《強制》の動きを完全にシャットダウンして、追加のカウンターや、《激動》の引かせないようにできる。《強迫》は青相手には本当に手堅いもので、特にトグのようなほぼノンクリーチャーのデッキに対してはまさに鉄板と言えるものだ。

何度も言ったことだが、本当に重要なことだし、もう一度繰り返しておこう。《消えないこだま》は、まさに「破滅」だ。ほとんどのトグのプレイヤーは《消えないこだま》をカウンターするためにカウンターを手札に持ち続けているだろう。《強迫》から繋ぐことで《消えないこだま》を通すことができれば、ほぼ勝ったも同然だ。

サイドには最低でも9枚はトグ相手に役立つカードを入れておいて欲しい。それでもこのマッチアップはほぼ互角で、勝率は5割と言ったところだろう。対戦相手が、《狡猾な願い》のためにサイドボードの大半を費やしていることを祈ろう。《狡猾な願い》で持ってこられるものより、普通に入っているカードの方が厄介だ。そう、たとえば《消えないこだま》などのカードの方がね。

今の形よりも少し前の形の方がトグ相手には有利だった。《墓生まれの詩神》はトグ相手には非常に役に立つカードで、トグが多いようなら用意しても良いかもしれない。ただし、トグ相手には最高のサイドカードだが、トグ相手で無いと真価は発揮出来ないってことだけは覚えておこう。

対黒単コントロール

このマッチアップはちょっと勘弁して欲しいね。もし《ミラーリ》が出てしまったら、ひどく厄介だ。《ミラーリ》は《堕落》をコピーしてしまうだろう。かなり悪いニュースだとしか言えないね。

しかし、最悪なのは《消えないこだま》だ。黒コンはためらいもなく4ターン目に《魔性の教示者》、5ターン目に《消えないこだま》というキャストをしてくる。まさに最悪だ。そういう流れを想定しなければならないために、普通手札にカードが残るようになり、注意深く、遅いプレイを強いられる。そして、ミラーリが動き出してしまう。

サイドボードから対策カードは投入できるが、それでも状況はあまり変わらない。《強迫》を入れるのはほぼ確定で、《消えないこだま》も悪くは無い選択だろう。死に札にしかならないクリーチャー除去を抜くのも確定だ。《腐臭の地》も悪くは無い。相手のマナ加速を多少なりともスローダウンさせなければならないし、《陰謀団の貴重品室》に打てればかなり楽になる。また、《定員過剰の墓地》は手札に持っていてはいけない。手札に持っていれば《強迫》されるし、黒にエンチャント除去は無いのだからさっさと張ってしまうべきだ。《精神ヘドロ》にも注意しなければならない。このマッチアップでは普段よりも手札が多くなりがちだからね。

黒コンにはどれだけこのデッキにとって辛いカードが入っているかはわかっただろう。このマッチは辛いマッチだ。勝てない、なんてことは無いが、辛いマッチだ。

対《対立》

緑入りの《対立》はたやすい相手だ。《仕組まれた疫病》があればリスは絶滅させられるし、《腐臭の地》も同じだ。《もぎとり》もすばらしく効く。恐らく6割程度の勝率は見込めるはずだ。とは言え、UG対立相手はそれほど多くのテストをしたわけではないから、ひょっとしたらもっと勝ちづらい相手なのかもしれないが。

UG対立よりも、UW対立の方がこのデッキにとっては厄介な相手だ。なんせ、カウンターの量が多い。とは言っても、テストは全くしていないが。このデッキを使ってテストをしてくれた他の人たちに聞くところによると、かなり楽な相手だ、ということだがね。

最近見かけた、面白いローグデッキについて

《吠えたける鉱山》と火力、大量除去を基盤にした赤白コントロール。
勝ち筋は《賛美されし天使》だけで、サイクリングは入っていない。
青白ターボミルデッキ。
これも《吠えたける鉱山》が入ってる。それから、《夢生まれの詩神》とか、色々。基本的には青白コントロールだけれど、一旦《石臼》を場に出してしまえば5ターンくらいで対戦相手のライブラリーは尽きる。このタイプのデッキを相手にしたことは無いけれど、聞く限りではかなりの脅威になりそうだ。とりあえず、カウンターがたくさん入ったデッキは苦手だよ。
墓地利用を基盤にした色々な緑黒デッキ。
今まで見た中で一番面白そうだったのは、《生き埋め》と《起源》を使ったものだ。このタイプのデッキを完璧に構築している人はまだいないように思える。このデッキを完璧にするカードはスタンダードに存在しているのかもしれないが、少なくとも今はコンセプトだけが一人歩きしているように思える。

プレイテスト相手にしたことのないデッキタイプ

白ウイニー。
あまり見ないデッキタイプだし、弱いだろうと確信してはいる。特に、クリーチャーを目の仇にするCabal Cemetery相手にはね。
部族デッキ。
このデッキも部族デッキのカテゴリには入るだろう、ただしここで言うのはオンスロート構築で見られるような部族デッキだ。クレリック、エルフ、ビーストなどの部族デッキには可能性があるという風に聞いているが、個人的にはタイプ2でプレイできるデッキでは無いように思える。
青単ドローゴーデッキ。
今使えるようなデッキタイプでは無いとは思うが、何人かのプレイヤーが持ち込んでくるのでは無いかと思う。とにかく、カウンターが山ほど入ったデッキは苦手なんだ。

最後に

Cabal Cemetaryの基本的なことは伝え終わったと思う。注意しなければならないカードは《朝焼け》や《消えないこだま》、《地の封印》、《萎縮した卑劣漢》などだ。《帰化》や《解呪》が山ほど入ったデッキにも注意しなければならない。《激動》はいつでも良くないカードだ。とは言えこれは決まり文句みたいなもので、今更言うことでもない。

僕はこのデッキを地区選手権に持ち込むつもりだ。プレイテストの結果や地区選手権の性質などから見れば、個人的には手堅い選択だと思う。地区選手権では、プレイテストセクションで言及したデッキがかなりの数存在するだろうが、やはりタイプ2は雑多な環境だ。

僕がこのデッキを使おうとする人に出来るアドバイスは結局のところ一つだけで、それはつまり、注意深くプレイしてくれ、ということだ。地区選手権では多くのプレイヤーがローグデッキをプレイするだろうし、そのデッキからはどんなカードが飛び出してくるかわからないのだから。このデッキは十分に練りこまれたデッキで、対戦相手のゲームプランを妨害してゲームをコントロールできるだろう。このデッキならどんな相手にだって勝てると思うよ。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。