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シカゴ・マスターズ準々決勝、Kai Budde vs Ken Ho

原文
Round 3: Kai Budde vs. Ken Ho
著者
Toby Wachter
訳者
杉井光
投稿日
2003-01-24
更新
2003-06-23

かつて、ブッディはマスターズ・トーナメントの1回戦で決まって敗退するというのが定説だった。しかしこれはもう過去の話だ。彼はMirari's Wakeデッキを使用して第3ラウンドまで勝ち上がり、すでに意義深い賞金を稼ぎ出している。彼の行く手に立ちふさがるのは、いまひとりのプロツアー勝者、ケン・ホー。ケンが駆るのは、彼自身を大阪での勝利に導いた青緑デッキだ。

1本目

ケン・ホーは2ターン目にWild Mogrelを召喚し、次のターンにはStandstillをプレイしようとするが、これはカイ=ブッディにMemory Lapseされる。返しのターンでブッディはCompulsionをプレイ。

次のターン、ホーはStandstillに先だってMerfolk Looterを出す。ブッディは、Standstillか壊れたときに備えて最善の手札をそろえるべく、手札を回し始める。Wild Mongrelは毎ターン攻撃し続け、ブッディのライフを2点ずつ削ってはいるが、ブッディはCompulsionやRenewed Faithのサイクリングで必死にライブラリを掘り進む。

ライフが6まで落ち込み、ついにブッディはCunning WishをプレイしてStandstillを解放する。持ってきたのはSeedtime。そして次のターン、ブッディは決意のMirari's Wakeをプレイ。ホーはそのターンの終了ステップにArrogant Wurmを召喚し、致死量のダメージソースを場に揃える。

迎えたホーのターン、彼は攻撃を宣言、ブッディの墓地にあるMoment's Peaceをプレイさせる。対応してMerfolk Looterの能力を起動するホー。しかし場が彼にとって良くない方向に流れ始めていることを、無言の表情が物語っていた。Moment's Peaceは解決され、ホーは考えるのをすっぱりとやめた。

青マナを二つ浮かせてのUpheaval。

カウンター合戦が始まり……これを制したのはブッディだった。

ブッディはホーがタップアウトしている状況で自分のターンを迎え、Mirariをプレイした。

ホーはCareful Studyを2回プレイし、土地2枚、Wonderと土地1枚を墓地に落とす。犬とワームで攻撃するも、ブッディはMoment's Peaceでしぶとく生き延びる。しかしホーはさらにCareful Studyをプレイし、Roar of the Wurmを墓地へ、Basking Rootwallaを場へと送り出す。そして続けざまにStandstillをプレイするが、これはブッディがCompulsionで捨てたCircular Logicでカウンターされる。

次のターン、ブッディはDeep Analysisをフラッシュバックし、ライフは1になる。

ホーの次のターンの攻撃もまたMoment's Peaceによって無効化される。ホーはここで、ブッディにライブラリの残り枚数を訊ねた。わずか9枚。

ブッディはCunning WishでCircular Logicを確保すると、次のターンにはWrath of Godで場を一掃。

Roar of the Wurmがフラッシュバックされ、ホーにわずかながら望みを与えるが、Cunning Wishのプレイ&コピーが始まってしまう。持ってくるのは別のCunning Wishと、Krosan Reclamation。ブッディはこれを自分の墓地に対してプレイし(両方ともコピーつき)、デッキを回復させてしまった。ホーを投了に追い込むのに充分な仕打ちだった。

カイ=ブッディ 1 − 0 ケン=ホー

2本目

ホーはマリガンによって手札5枚スタート。4ターン目までに立て続けに土地をセットし、Basking RootwallaとRavenous Balothでブッディを威圧していた。

一方ブッディは、ホーがタップアウトした隙にMirariをプレイ。BalothとRootwallaの攻撃によって7点のダメージ、ブッディのライフは12にまで落ち込む。ブッディはCompulsionを出しただけで自分のターンを終える。ホーの攻撃はMoment's Peaceによってかわされるが、Upheavalが状況をリセットする。しかしまずいことにホーは最初の土地を置けない。

場にはRootwallaのみ。ホーは自分のターンをCareful Studyに費やし、Deep Analysisと土地を捨てる。ブッディはCompulsionを置き直し。ホーはさらにたたみかけるためにWerebearを戦線に投入するが、ブッディはこれをMemory Lapse。

次のターン、ブッディはDeep Analysisのためにタップアウト。ホーはこのチャンスにWerebearとMerfolk Looterをプレイする。しかしブッディはMoment's Peaceをまだ持っていた。

さらなるプレッシャーとしてホーはWild Mongrelを登場させ、Standstillでいっそう好ましい状況を作り出す。

ホーの次の攻撃でブッディは倒れるはずだったが、彼はRenewed Faithのサイクリングでなんとか1ターンを生き延びる。

カイ=ブッディ
「実際オレはラスゴ引くの巧いからね。ここで 神 降 臨 !」
ベン=ロナルドソン
「まあおちけつ。ほれほれ、そのカードはラスゴなんだろ? さっさとプレイしる」

(訳注※:ブッディの虚勢だったようだ)

次のターン、ブッディは生き延びるためやむなくMoment's PeaceをプレイしてStandstillを割ってしまう。カウンター合戦はホーが制し、勝負は第3ゲームにもつれこんだ。

カイ=ブッディ 1 − 1 ケン=ホー

3本目

二人ともマリガンでスタート。ホーは2ターン目にMerfolk Looter、ブッディはCompulsionという出だし。しかし、ブッディにとっては状況はかなりひどかったようで、白マナがないためにRenewed FaithをCompulsionで回さなければいけないほどだった。しかも、3枚目の土地をそれでも引けないブッディ。

一方、ホーはいつもの通りの回り。Careful StudyでRootwallaを出しつつDeep Analysisを捨て、Looterも有効に働いてRoar of the Wurmを墓地に送り込み、即座にフラッシュバック。

ブッディは結局、土地を引けはしたが――マナ事故で失われたテンポ・アドバンテージはあまりに大きすぎた。

カイ=ブッディ 1 − 2 ケン=ホー

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。