[PR]テレビ番組表
今夜の番組チェック

Finals: Zvi Mowshowitz(Turboland) vs. Eugene Harvey(Psychatog)

原文
Round 8: Zvi Mowshowitz vs. Jeff Cunningham
著者
Alex Shvartsman
訳者
74 ◆Kd5J9jlXm6
投稿日
2003-01-09
更新
2003-06-23

このグランプリも、終幕が近づいていた。いよいよ最終戦。このテーブルにいるプレイヤーは皆さんよくご存知だろう−初のグランプリ優勝という栄誉を狙う、USナショナル・チャンピオン、ユージン・ハーベイ。テーブル向こうのお相手は、ズヴィ・モーショヴィッツ。ユア・ムーブ・ゲームスがエクステンデッドのメタゲームを支配し続けることとなった。

第1ゲーム

ゲームは、両者とも土地を並べ続けるという、ゆっくりした展開で始まった。ハーベイは《踏査/Exploration》相手に意地をはることもなく、ズヴィの《噴出/Gush》に対してもそのまま解決させた。モーショヴィッツが2枚目の《踏査》を出し、土地を再び並べたので、《噴出》は事実上フリースペル扱い。《どん欲の角笛/Horn of Greed》が場にないため、ハーベイはそれほど気にしていなかった。場の《踏査》2枚によって、更なるカードが場に出され、フリースペルとなった《噴出》を前にして、ハーベイは多量のマナを抱える相手に遅れをとらぬようにしていた。

ズヴィはカードアドバンテージを積み重ね続けた。さらに《噴出》をキャストし、《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》で《噴出》2枚をライブラリにシャッフルした。ズヴィがハーベイの土地を対象にして《転覆/Capsize》をバイバックでキャストしたため、ハーベイはとうとう動かざるをえなくなった。ハーベイはこれに対応して、《嘘か真か/Fact or Fiction》をキャスト。モーショヴィッツも、ハーベイと同じくドロースペルに対してカウンターをする様子は見せず、FoFの解決を促した。その考えはカルロス・ロミオの教えによるものか、それともこの入り組んだマッチアップにおいて、来るべき対象とその時のためにカウンター呪文を温存しておく必要があるということを、両プレイヤーとも理解しているからか? FoFによってハーベイは《マナ漏出/Mana Leak》と《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》を入手し、《AK》と《渦巻く知識/Brainstorm》を使用して、デッキをさらに掘り進めた。

この試合最初の《対抗呪文/Counterspell》は、モーショヴィッツに3枚のドローを与えるであろう《蓄積した知識》に対してキャストされた。ハーベイは《AK》こそダメ出ししたが、《直観/Intuition》は通した。《直観》によって、ズヴィの墓地に2枚の《AK》が追加され、1枚がズヴィの手に。ズヴィがアンタップする前に、ハーベイは自分の《AK》をキャスト。6枚ドロー、その後手札を7枚にするまでディスカードと、《天才のひらめき/Stroke of Genius》の如き効果、プラス《セファリッドの円形競技場/Cephalid Coliseum》の拡大版のような一手を打った。

ズヴィも、自分のターンに《AK》で7枚ドロー。ハーベイはこれを通し。モーショヴィッツは《どん欲の角笛》をプレイし、カードアドバンテージをさらに積み重ねようとする。ハーベイはこれをカウンターしようと《マナ漏出》を使用。ズヴィの場にはアンタップ状態の土地3枚があったが、ハーベイの場には《激動/Upheaval》を打てるだけの土地があったので、タップアウトするのを避けた。ズヴィは《角笛》への《マナ漏出》をスルー、それから土地3枚を場に出した。ハーベイのターン、興奮するようなことは起きなかった。彼は土地を置き、「Go」を宣言。モーショヴィッツは《クローサ流再利用》をフラッシュバックして、《AK》2枚をデッキにシャッフルした。

ズヴィのターン、《噴出》から《時間のねじれ/Time Warp》をキャストし、両方通った。ズヴィは確認のため、ジャッジをそばに呼んだ。「わかってるんだけど、一応確認するズヴィ」彼は、《時間のねじれ》による追加ターンは累積されるのかどうかを尋ねた。無論、答えはイエス。ハーベイは不本意ながらもズヴィの追加ターンを迎え、2枚目の《時間のねじれ》も同様にスルーした。

ズヴィはこの追加ターンにすばらしい動きを見せた。土地を大量にプレイし、バイバックつきの《転覆》でハーベイの《島》を手札に戻し、さらに《直観》を使用して再度《AK》を入手したのだ。《AK》による6枚ドローの後、ズヴィは3度目の《時間のねじれ》をプレイし、そして最後は《どん欲の角笛》を場に出そうとした。ハーベイは手元にあった《マナ漏出》の使い道をようやく見つけ、《角笛》をカウンターする。アンタップ状態の土地6枚が、いまだ健在であった。

モーショヴィッツは新たな追加ターンを《巻物棚/Scroll Rack》からスタートし、ほぼ全ての手札を交換した。そしてついに、《どん欲の角笛》を場に出すことに成功し、土地のプレイでドローすると、ようやくハーベイにターンを渡した。ハーベイは、土地をプレイしてドローする以上のことは、何もしなかった。ズヴィはさらに《どん欲の角笛》をキャスト、土地数枚を場に出し、ライブラリの残りカードをほとんど引ききってしまった。《クローサ流再利用》を使用して、《時間のねじれ》2枚をライブラリに戻すと、残り14枚のライブラリから8枚ドローしようと、「AK」をキャストした。これが解決され、ズヴィは無限に繰り返されるターンへのゴールにさらに近づいた−それまでに、ハーベイがカウンターを十分に打てる体制にならなければ、だが。

ここでジャッジがゲームを止め、ズヴィのキャストした《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》でドローできる枚数は、8枚でなく7枚だと指摘した。トーナメントのスイスドローラウンドだったら、このミスは重要な違反であり、ゲームの敗北に相当する過酷なペナルティが与えられるところだ。しかし、シングルエリミネーションの席となると話が変わってくる。2人のジャッジが見ている状況であり、心に秘めた動機もありそうになかったので、今回は一番最後にドローしたカードをハーベイにも公開し、それをズヴィのライブラリトップに戻すことになった。

ズヴィは《時間のねじれ》のキャストを試みた。レスポンスして、ハーベイは《嘘か真か》をキャストし、解決。さらにハーベイは《AK》をプレイした(今回は間違いなく8枚ドローだ)。しかし、ハーベイは残り3マナでできることがなくなってしまったため、さらに20分の間、ズヴィにターンを渡してソリテアをさせるよりも、投了することを選んだ。

サイドボード

ズヴィ・モーショヴィッツ:

ユージン・ハーベイ

第2ゲーム

ズヴィは先攻を取ったハーベイに対し、《踏査》によって追いついた。お互い、自分のターンに土地を並べる以外のことはしなかったが、やがてハーベイは《強迫》をキャスト。モーショヴィッツは対応して《直観》するが、これは《マナ漏出》でカウンターされる。

モーショヴィッツの手札が公開され、《綿密な分析》2枚、《噴出》と《踏査》が登場。ハーベイは、《踏査》を選んで落とした。モーショヴィッツのターン、土地を2枚場に出し、《綿密な分析》をキャスト。ハーベイも自分のターンに《嘘か真か》をキャストした。カードを見て、ズヴィが叫ぶ。「このトーナメントで撃たれたどのFoFよりもすごい組み合わせズヴィ!」めくられたのは、《島》《強迫》《狡猾な願い/Cunning Wish》《渦巻く知識》《対抗呪文》という、強烈な5枚のカード。およそ2分の熟考の末、《渦巻く知識》《狡猾な願い》と残り3枚に分けた。ハーベイは、後者を手に取った。

モーショヴィッツは手札から2枚目の《綿密な分析》をキャストし、土地を2枚プレイしてから、《分析》をフラッシュバック。強力な《嘘か真か》を打たれたにもかかわらず、カードの効率で再び優位に立っていた。ハーベイの《強迫》でズヴィの手札が公開される。《噴出》2枚、《踏査》、《直観》、《対抗呪文》、そして本日の最優秀クリーチャー−《戦場のたかり屋/Battlefield Scrounger》。ハーベイは、《対抗呪文》を落とした。

ズヴィは《噴出》で2枚ドローし、2枚目の《踏査》をキャスト。再び土地を並べ、《貪欲なるベイロス》をキャストして、ハーベイの手札から《対抗呪文》をいぶり出した。ハーベイは土地を出すだけ。ズヴィは次のターン、同じ手順を繰り返した−ただし、今度のクリーチャーは《戦場のたかり屋》であり、そして今回は通った。ハーベイは一転して、行動に移ることになった。《直観》を使用して《蓄積した知識》3枚を探し出し、入手した1枚をキャストして、カードをドロー。自分のターン、アンタップして、《強迫》をキャスト。《転覆》を叩き落して、ズヴィの手札に《直観》と土地2枚を残した。

この《直観》から、ズヴィは《どん欲の角笛》2枚と《綿密な分析》を引っ張ってきた。ズヴィに《角笛》を渡すと、4枚以上ドローしてくるだろうと考えたハーベイは、《分析》を渡すことにした。しかし、ズヴィにとってはまるで問題なし−《綿密な分析》をキャストして、3枚目の《角笛》をドローしてきたのだ。《角笛》のプレイに対応して、ハーベイは《嘘か真か》をキャストし、解決する。そこに現れたのは《沼》《対抗呪文》《島》《転覆》、そして《激動》。ズヴィはためらうことなく、《激動》とそれ以外に山を分けた。この《激動》は、ハーベイのデッキに1枚きりのカードであり、決め手となる1枚だったため、非常に難しい選択であった。とうとう、ハーベイは魅力的な4枚の山をあきらめ、《激動》を手に取った。《どん欲の角笛》が解決されると、モーショヴィッツは土地を大量にプレイ。そして、《たかり屋》で攻撃し、能力を起動してダメージを増やし、ハーベイの残ライフを10にした。その後、最後の《綿密な分析》をフラッシュバックし、手札を満載にして、この長いターンを終えた。

ハーベイは《狡猾な願い》から《吸血の教示者/Vampiric Tutor》を持ってきて、これをキャストして《サイカトグ/Psychatog》を積んだ。土地を出してドローし、そしてすべての土地からマナを引き出して、3マナ残して《激動》をキャスト。ズヴィはタップ状態の《島》3枚を手札に戻して、これをカウンター。ハーベイは残りのマナで、《サイカトグ》をプレイした。これ以上《激動》を打たれることはなくなったが、ズヴィはこの《サイカトグ》の問題−一撃食らえば即死、に直面した。これに対するモーショヴィッツの答えは、簡潔にして残酷−これ以上、ハーベイに1ターンたりとも渡さないようにすること。《どん欲の角笛》でさらにカードをドローして、《時間のねじれ》をキャストした。そして、《巻物棚》をプレイし、《たかり屋》の能力を起動して、《時間のねじれ》と他2枚をライブラリボトムに戻し、さらに《クローサ流再利用》で《時間のねじれ》をライブラリにシャッフルする。

ズヴィは大量のカードをドローし、大量の追加ターンを見出そうとした−しかし、彼は《時間のねじれ》を見つけることができず、結局、ハーベイにターンを渡さざるを得なくなった。ハーベイは《狡猾な願い》から《シャドーの裂け目/Shadow Rift》を持ってくる。そして、カウンター合戦の幕が開いた−《裂け目》に対してズヴィの《反論》、それにハーベイの《対抗呪文》、それにズヴィの《対抗呪文》。《サイカトグ》は攻撃したが、結局シャドーは付いていなかった。ズヴィは《たかり屋》でブロックし、パンプアップして、ハーベイの墓地からカードをリムーブさせるようにする。ダメージがスタックにのった後、ズヴィは《巻物棚》を起動して、そこに《転覆》を見つけた。バイバックせずにそれをキャストし、通り、《たかり屋》はズヴィの手に舞い戻った。

このターンの死を回避できたズヴィは、自分のターンに入り、《どん欲の角笛》のプレイから始めた。4枚の土地をプレイして、8枚のカードをドロー。残り11枚のライブラリから、《巻物棚》を起動して、全ての《時間のねじれ》を入手した。20枚の土地が並んでいる状況では、ハーベイがコンボをカウンターし切ることは不可能。ズヴィが行動に移る前に、再び投了を申し出た。

ズヴィ・モーショヴィッツは、ターボランドでメジャートーナメントに勝利するという夢を、遂に実現した。世界はまもなく終わりを迎える予定だ。

最終結果:
モーショヴィッツ 2-0 ハーベイ
当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。