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GPニューオーリンズデッキテック:エルフども!

原文
Deck Tech: Elves!
著者
Ben Bleiweiss
訳者
高潮の翻訳者
投稿日
2003-01-06
更新
2003-06-23

《破滅的な行為》起動されて場を一掃されて、でも36枚カード引いてるんだよ

《系図の石板》で15枚とかカード引いて、それをそのターンに全部プレイしちゃうんだぜ

「エルフども!」が勝ち上がってきたことをリポートできるのはほんとに嬉しい。極く大雑把に言えば、かつての「トリニティ・グリーン」をベースにして、ラテン・アメリカ勢はこの「エルフ!」を作り上げ、PTヒューストンの二日目に送り込んだ。「オース」「リアニメーター」「サイカトグ」ほどの目覚ましい結果は上げられなかったが、充分及第点以上の成績をあげていた。今回のGPニューオーリンズでついにトップ8入りしたことで、そろそろこのデッキについて語ってみてもいいだろう。

「エルフども!」は爆発的な、素晴らしいマナ加速を信条としている。《ラノワールのエルフ》《ロフェロス》《極楽鳥》《ガイアの揺籃の地》の組み合わせで、このデッキは3ターン目には12マナぐらい出すことができる! 実際にいくつかの試合で、Diegoは1ターン目《極楽鳥》、2ターン目《ロフェロス》、3ターン目には《錯乱した隠遁者》を出して、《ガイアの揺籃の地》をセット、《揺籃の地》をタップしてもうひとり《隠遁者》をキャスト、次のターンには3/3リスの大群でアタック、なんて回りをしてみせた。別のゲームでは、《スカイシュラウドの密猟者》から《隠遁者》をリクルートしてきたり、有り余るマナを使って《マスティコア》マシンガンをぶっ放したり、《生ける願い》で様々なカードへの“解答”をサイドボードから持ってきたりした。

このデッキの真の力はそのスピードだ。「リアニメーター」は2ターン目にはデカブツを釣って来れるかも知れない。「RDW(※)」や「スライ」は早いターンからパーマネントを展開して相手をほふることができる。だが、「エルフども!」は0からレッドゾーンまで3秒で達する。もし場を一掃されても、何枚かの低コストのクリーチャーと《系図の石板》ですぐに立て直せる。このデッキは窮地に立たされても、「もう止められない」状態まであっという間に持っていくことができる。

(※)Red Deck Winsのこと。赤単色のビートダウンデッキだが、《焦熱の火猫》《呪われた巻物》などでやや中期戦を意識した作りになっている。初期の打撃力に劣るが、いわゆる「スライ」に強い。

おまけに、このデッキにはアンチ・オース用のカードがメインから《エルフの抒情詩人》《帰化》と入っている。必要なら《生ける願い》から《ウークタビー・オランウータン》も調達できるし、《抒情詩人》と《束縛》があれば《破滅的な行為》にも対抗できる。いくら「ロック」でも3ターン目に出てきて8マナ浮かせてる《マスティコア》には手も足も出ないだろう?

思うに、このデッキの一番好いところは楽しいことだ。「サイカトグ」なんて回してて頭が痛くなってくるし、「ロック」はすごいゆっくりしたカードアドヴァンテージしか稼げないし、RDWは今も昔も焼いて焼いて焼くしかできない。「エルフども!」に入ってるのは森を駆け回るちっこい住人だけだけど、こいつらが力を合わせると、ほんとに驚くほどの力を発揮するんだ。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。