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ヘイヴンウッドの古戦場はアルーレン専用だと思ってる? ━━ Extendedにおけるターボ・ジョークルの可能性 ━━

原文
Havenwood Battleground Isn't Just For Aluren: TurboHaups In Extended
著者
John Davis
訳者
獅子面のネタ師 ◆Neta/Frxv.
投稿日
2002-12-22
更新
2003-06-23

環境に存在するデッキを分析してみると、キーになる構成要素が見えてくる。それらを組み合わせれば、デッキが組めるはずだ。できあがったデッキは、“Rogueデッキ”に見えるかもしれないけど、もうただのRogue deckではない。環境を席巻できる(かもしれない)“メタデッキ”だ。これからお見せするデッキは、僕が実際に組んでみたデッキだ。各々のカードを何故チョイスしたのか、ちょっと解説してみよう。とりあえずレシピから。

まず、デッキの構成カードの使用法について説明して、その後、どのように各マッチアップに対処するかを検討しよう。このデッキのやりたい事は、単純だ。

  1. たった3〜4枚の土地からジョークルや抹消を打ってアドバンテージを確保し、
  2. 相手より速く場を立て直すことで迅速に勝利する。これだけだ。
〜プレイングのコツ〜
〜メタ内のデッキの対処法〜
◎◎ v.s.スライ(勝つ見込み53%)◎◎

このデッキにとって一番キツいマッチアップだと言える。実際、プレイテストの段階でスライに勝つために、かなりデッキを修正した。プレイの段取りは以下の通りだ。まず、花の壁で序盤のダメージを食い止めること。そして、ベイロスで場をガッチリさせること。願い経由で地震を持ってくること。さらに、抹消等で土地を縛ること。大抵のスライは土地を切り詰めているので、もし抹消を打つ時に相手が3枚も4枚も土地を展開していたら、勝てる見込みは跳ね上がる。

対スライの典型的なゲーム展開はこんな感じだ。1T目に土地、2T目に土地、3T目にも土地セット。この3T目の段階で、花の壁を出すなりベイロスを出すなり、バンチューを打つなり赤願いを打つなり、もしくは破滅的な行為を置くなりとできるはずだ。4T目の段階でライフが10を切っていたり、焦熱の火猫用のブロッカーが居なかったりしたら、場を“抹消”してやる必要がある。

抹消を打った時に、自分のライフが7以上残っていて、手札に土地が1枚でもあるなら、勝てる見込みは80%だ。もしライフが6以下なら、バンチューなり願いなりを打って、全力でベイロスを持ってくるべきだ。4T目の段階で、ライフが10以上でかつ火猫用のブロッカーが居るなら、リセットを1ターン遅らせても良い。5T目にジョークルから続けざまに土を喰うものにつないで、ライフが5以上残っているなら、もう勝ちを確信できる。対スライに関しては、これで全部だ。

勝敗の鍵は“抹消を打つ時にどれだけライフが残っているか”だ。

結局の所、このマッチアップは花の壁・ベイロス・赤願い(地震用)をどれだけ引けるかに係っている。なので、対スライを考慮して、これらのカードにスロットを裂くこととなったわけだ。このマッチアップで、もし、初手に踏査があってキャストできるなら、かなり幸運な展開だ。1個でも追加の土地を置けたなら勝てる見込みは約10%向上するだろう。対スライでは、鉄びしと仕組まれた疫病だけサイドインしてくれ。

◎◎ v.s.オース(勝つ見込み72%) ◎◎

まさに“お客さん”。土地事故以外で負ける見込みがまるで無い。どうすれば負けれるのか、俺に解るように説明してくれと言いたい。対オースでは、相手にオースを1回起動させるために、わざわざ生物をキャストする戦略が望ましい。

ただし、この戦略は手札に抹消が来るまで待つべきだ。さらに、手札に3枚以上土地をキープして、場に踏査がある状況が理想的だ。マヌケな相手がオースを起動してしまったらしめたもの。ここから先は、幾つかの勝ち手段がある。

とりあえず抹消を打って、踏査の分を込みで2つ土地を置く。次のターン、満を持して土を喰うものを降臨させる。相手が1回オースを起動しているなら、土地が何枚か墓地に落ちたはずであり、この緑ゴイフは致死的なほどデカくなる。

もし土を喰うものが手札になかったら、とりあえず土地を置くだけ置いて、相手の土地が1枚しかない隙に赤願いで消えないこだまを持ってくるのが良い。この時、魔力の乱れを警戒してマナを用意しとくのが望ましい。

次のターン、相手のアンタップしている土地はたったの2枚なので、圧服から消えないこだまにつなげば(オースを起動してしまっている)相手のデッキは崩壊するだろう。他にも対オースの勝ち筋は色々あるけど、いま挙げた2つが王道パターンだ。対オース戦ではサイドボーディングは必要ない。欲しい物は全て願いでアクセスできる。もちろん金粉のドレイクも、だ。

◎◎ v.s.マルカ(勝つ見込み65%) ◎◎

このマッチアップは、かなり楽しいゲーム展開になる。プレイテストの段階で何度かトーナメントに出たことがあるけど、マルカのプレイヤーはこのデッキ相手に、たいてい“魔の魅惑”と指定して陰謀団式療法を打ってくるんだ。また、マルカにはカウンターがないので、気軽に圧服をキャントリップできる。

マルカ相手に、このデッキが取れる行動は、だいたい2つに分けられる。マルカ使いがこのデッキをアルーレンだと思っている場合、手札を全力で展開し高速でビートダウンしようとするだろう。そうなったら、こっちのモンだ。ヤヴィマヤの古老だけは問題だが、アルーレンだと思っているマルカ使いは優先して古老をキャストしないだろう。マルカのクロックはスライのクロックに比べたら可愛いもので、土地を5枚くらい並べるまで余裕で生きていられる。なので、ジョークル→緑ゴイフorベイロスに簡単につなぐことができる。

マルカのクロックが思いのほか速くて、場を支えきれない場合、それでも勝つことはできる。鬼回ったマルカのプレイヤーは、おそらく手札を1・2枚しか持っておらず(多分エディクトあたりだろう)抹消を1発打ってしまえばなかなか立ち直れないだろう。このデッキには26枚も土地が入っているので、見切り発車で抹消を打っても大丈夫だ。マルカには消えないこだまがよく効くし、願いをつないで金粉のドレイクを持って来るのも有効だ。

サイドに生命の律動が入ってる理由もここで解説しておこう。対マルカで抹消→生命の律動が決まれば、即死コンボとなる。抹消後、マルカが生物の展開にモタついていたら、赤願いで生命の律動を持ってくるべきだ。そして、土地4枚と壁が揃った時点で生命の律動を打てばゲームセットだ。この時に警戒すべきなのが、悪魔の布告だ。もし、相手が沼を含む2枚の土地をアンタップしていたら、絶っっ対っに、生命の律動を打ってはいけない。

結論として言えるのが、このデッキはプレイしていてとても楽しいということと、しかしあくまで勝つためのデッキだということだ。このデッキはお馴染みのカードアドバンテージ理論の上に成り立っている。すなわち、4枚程度のリソースで、如何に多く相手のリソースを破壊できるか、だ。願わくば、7枚以上破壊したい。3枚の土地とジョークル(カウンターデッキ相手には4枚の土地と抹消)を使って巨大なカードアドバンテージを確保するのが目標だ。デッキには26枚物土地が含まれているので、リセット後に相手より速く立ち直ることができ、それが勝利につながる。もし相手の立ち直りが速ければ、もう一度リセットしてやればよい。

このデッキにとって、赤いデッキの速度はとても脅威となる。しかし、対サイカや対オースには抜群に強く、まず負けることはないだろう。マルカは、やや苦手な相手だが、充分プレイテストを積んで対処法が判っていれば、勝てる相手だ。

対エンチャントレスは絶望的なマッチアップだ。まず間違いなく、負けると思う。希望としては、赤願いからのムルタニの命令くらいしかない。残念ながら、対エンチャントレスは諦めてくれ。生命の律動(崇拝が張ってある場でも有効)が、いちおう勝ち手段として残されていることを付け加えておく。

最後になるが、私もまたPTベネチアを目指している。このデッキを使っていて常々思うことが一つある。メインから基本に帰れを4枚積んでいるような糞野郎には、絶対当たりたくないということだ。まぁ、デュアルランドがエクテン落ちした今、そんな糞野郎は居ないとは思うが、居たらご愁傷様。

それでは、よい休日を!

そして第29回Dream Wizards杯(地元の大会?)で僕と出会えることを祈りつつ・・

John Davis

今回は、時間の関係で原文記事の前半部分を省略させて頂きました。省略した部分には、John Davis氏のキャリアの他、メタ内デッキについての興味深い考察と、ちょっとしたシークレット・テックが記載されています。ご興味のある方はご一読下さい。

翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります。

原文との併読をオススメします。原文はこちらです。

http://www.starcitygames.com/php/news/expandnews.php?Article=4149

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。