- 原文
- White Weenie and The Rock
- 著者
- Kai Budde
- 訳者
- 獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.
- 投稿日
- 2002-12-15
- 更新
- 2003-06-23
第1回目の連載ではGPランスで一番成功したデッキについて取り扱った。今回は第2回目ということで、二番目に成功したRogue-deckである「白ウィニー」と、強力だと言われながら結果を残せなかった「マルカ」について考察してみよう。
PTヒューストンの段階でも、いくつかの白ウィニーは存在したし、確か一人くらいは2日目に進出できたはずだが、それでもあまり目立った活躍はしていなかった。下のレシピは、Svante LandgrafがデザインしてFrederik Bobergが実際にPTで使ったレシピだ。
Christoph LippertやAndre Delere、Reinhard Blechといったプレイヤーは、GPに上のレシピとよく似たデッキを持ち込んだ。対マルカでは破滅的な行為さえ出されなければそこそこ戦えるし、オースやリアニメイターとは相性が良い。唯一の問題はスライで、これが対Red Deck Wins 2002(第1回参照)となると、もう絶望的だ。デッキに大量のぺインランドと抹殺者を放り込んでいるので、火力への耐性がとても低くなってしまっている。このデッキを持ち込んだプレイヤー達は、GPがスライで染まることを想定してなかったので、サイドでのスライ対策カードも不十分であった。
↓これが彼らのバージョンだ。
Christophがスライに当たった時「2T目に絶対の法、3T目に天使をモーフでプレイ、4T目に裏返す」って展開で1回くらいは勝てたかもしれない。しかし、これだけ引きに恵まれても、鬼回ったゴブリンデッキ相手に絶対勝てるとは言い切れない。4ターン目の時点で、ブロッカー1体と+4ライフではゴブリンの群衆追いとその他のゴブリン達に太刀打ちできないだろう。
スライの海という環境にあって、Fiendsは健闘した方だと思う。Christophはトップ8まで到達できた。しかし、結局Christophは準々決勝でGP勝者のAlexに負けてしまっているし、Delereは最終的に16位でフィニッシュ、Blechは不利な対戦に当たり続けて2日目を1-5-0と大きく負け越した。このFiendsをPTヒューストンの2日目でプレイするなら非常にCoolな選択だが、PTQに持っていくのはオススメできない。もし環境の4-5割がリアニメイターとオースで占められているというならまだしも、現実にはそんなことはあり得ない。
対マルカ性能が高いとはいえ、“お客さん”と言えるほど相性がいいわけでもなく、結局マルカのバージョン(対生物型か手札破壊型か)に左右されることになる。翻弄する魔道士で“破滅的な行為!”と宣言した時に相手が除去を持ってなければ勝てるかもしれないが、エディクト以外の単体除去を持ってた場合そうもいかない。結局Fiendsは、マルカがバンチューと破滅的な行為を駆使して場を整える前に殴り切れるほど速いデッキではないのだ。
Hans-Joachim Hoehは別アプローチの白ウィニーを用いてベスト8を勝ち取った。そのレシピは下記を参照してくれ。(http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/gprei02/t8decks)私見だが、Hans-Joachimのバージョンに入っている新星の僧侶はあまり良くないチョイスだ。対オース以外には劇的な効果は望めず、せいぜい対スライで序盤の壁になってくれるくらいでしかない。なので、今回は別のバージョンを用いてこのアーキタイプを解説しよう。Roland BodeやMark Ziegner、Rene Kraftによってデザインされたバージョンだ。
私はペインランドを大量に使うのが好きではないので、このレシピは好感が持てる。このデッキもまた、破滅的な行為への耐性が低いという問題を抱えている。GPランスでByeが開けるのを待つ間、私とReneは、マルカ対白ウィニーのフリーデュエルをしていたのだが、サイドボード前の対戦成績は、なんと12-1でマルカの圧勝だった。Mr.Pikulaに終止を当て(この顔ムカつくんで秒で殺しちゃうんだよね)、生ける屍を打つとまず負けなかった。対象を取れる除去と生ける屍を入れてないバージョンだと、白ウィニーでもかなり善戦できるとは思う。結局のところ、白ウィニーとの相性は生ける屍次第いだと言える。
この白ウィニーの特筆すべき点は“真実の信仰者”だ。Dirkはゴブリンデッキで信仰者入りの白ウィニーと何ゲームか対戦したが、やはりテンポを崩されたようだ。Dirkのプレイングでは、軽量生物で最初にダメージを稼ぎ、その後火力で焼き切ることが殆どだが、この信仰者が出てるとまずコイツから焼かなくてはならない。火力対策以外にも、信仰者の役割はある。エディクト・強迫・陰謀団式療法、環境でよく見かけるこれらのカードにも非常に効果的だ。
下に示すレシピは、メタに合わせて調整してみたバージョンだ。GPの時点では、ぐらつき2枚と復仇2枚で調整してみたが、明らかにぐらつきの方が優秀だった。メタの中心がスライ・マルカ・リアニメイター・UGマッドネスだと仮定すると、ぐらつきはスライを除く3つのデッキに対して効果的に働く。LippertのFiendsにも使われていた“賛美されし天使”は、私も好きなカードだ。実際、Lippertが使った天使は大活躍だったようで、天使が決定打になって多くのゲームに勝利している。天使はダメージレースを有利にしてくれるし、クロックとしても充分速い、そしてコスト6マナなので破滅的な行為にも耐性がある。白ウィニーとFiendsの両方の長所を引き継いで、以下のようにデッキをチューンしてみた。
阻止は破滅的な行為対策として採用した。破滅的な行為にしか効かない(たまに古老やベイロスの能力をカウンターするが)ようなカードに、3枚ものスロットを裂くことに異論を唱える人もいるだろう。しかし、白ウィニー対マルカの対戦でキーになるカードは間違いなく破滅的な行為であり、マルカ使いがバンチューを使ってまで破滅的な行為をサーチしてくる以上、阻止に3枚分のスロットを裂くのは充分有り得る選択肢だ。
崇拝は、対ゴブリンにはまぁ効くが、呪われた巻物を擁するRed Deck Wins型との対戦だと、生物が生き残らないため効き目が薄い。崇拝はUGマッドネスにもよく効くことを付け加えておく。マスティコアは対スライ・スーサイド・同キャラに対して使う。白チューはシルバーバレット戦略のために入っており、サイドボードインした弾丸をサーチする。ドレイクは、基本的にはリアニメイター対策だが、同キャラ戦でリン・シヴィーを見かけたら投入しても良い。3枚目の天使は、対マルカ・スーサイドに使う。
このデッキは、リアニメイターやアングリー・ハーミットに対してはあまり強くないが、その他のメタの第二勢力のデッキに対しては非常に有効だ。Justin式オースは、翻弄する魔道士に破滅的な行為を封じられてしまうと手も足も出ない。スライにとっては聖餐式が厄介だし、それがゴブリン型なら適当なブロッカーを用意しておけば万全だ。この白ウィニーがメタ的に強いと言えるほどは、まだ充分にプレイテストをしたわけではないが、たぶんほとんどのデッキと互角に渡り合えると考えている。
白ウィニーに関しては専門外なので、他人からの伝聞とGPの結果を基に考察したが、次は得意分野であるマルカの考察だ。マルカはPTヒューストンの時にさんざんプレイテストしたし、今回のGPランスの他にも先週末のローカルトーナメントでも試合でプレイした。マルカを組むに当たって、デッキの骨組みとなる部分とメタ的な肉付けをする部分に分けてみると、最低限の骨組みパーツはおおよそ以下の通りとなる。
Darwin Kastleは、この骨組みから対コントロールと対コンボを想定して肉付けした。療法とバンチューはフル投入し、必要なカードを素早くサーチできる体制を整えた。また、赤への耐性が落ちることを承知で、花の壁を切ってエルフを入れている。
一方、Remieのメインボードは、対ビートダウンを想定して作られている。彼のデッキは、1ゲーム目では絶対負けないという意志が見て取れる。3枚の花の壁と4枚のスパイクの飼育係は、かなり長期戦を想定した選択だ。多量のダメージを食らうことを恐れてか、バンチューは2枚にまで減らされている。そして、同キャラとスーサイド以外にはあまり効かない魂売りが、フルに4枚投入されている。
GPランスに来た後、デッキの選択にはかなり迷った。エクテンだけのレギュレーションでは、私はこれまで青いカードを使うデッキを選択してきたが、今回に限ってはあまりそれが好ましくなかった。メタ的にはリアニメイターは対策され過ぎているが、リアニメイター以外の青デッキとなると、あまりやりたくなかった。チームメイトの大半は、赤デッキをプレイすることになっていた。Marco Blumeは、私がサイカとマルカという2つのデッキを持って来るのを知っていて、私がトーナメントで使わない方のデッキを借りることを目論んでいた。とりあえず、メタはマルカとオースとリアニメイターだと予想し、それに勝てるようにデッキを組むことにした。
私は、Darwin型とRemie型のどちらのマルカもあまり気に入ってはいなかった。Darwin型は確かにヒューストンでは成功したが、フランス勢が大量にスーサイドを持ち込むことを知っていたし、私のチームメイト達がスライなことも解っていた。その時点ではあまりプレイテストしていなかったため、他のプレイヤーもゴブリンの群衆追いが強力だという結論に達すると考えていた。マルカの2つのバージョンは、対ビートダウンと対コントロール/コンボの両方に勝てるわけではなかったので、この2つのデッキの良いところを混ぜてみることとした。花の壁は4枚確定で、療法は2・3枚で充分だと解っていた。スーサイドとプレイテストしていた時に、ダメージの殆どは走り回るスカージとシャドー生物から受けていて、その他の生物は無害だということに気付いた。つまり、エディクトを使っても用済みのゾンピが死ぬだけということだ。
私達のチームのヒューストン用プレイテスト版のマルカは金粉のドレイクのために青をタッチしていたが、そのチューンはあまり好きではなかった。Gab Tsangのデッキにはタッチで名誉回復を使われていたが、ちょっと遅すぎるように思えた。そこで私は、終止のために赤をタッチしたマルカを作ってローカルトーナメントで試してみたが、いい感じだった。これは、私が実際にGPランスで使ったバージョンである。
ほんの数回のプレイテストの後、ひとつ大きな発見があった。「Darwin Kastleは100%正しい! 起源はぶっ壊れてる」ということだ。対オース・サイカ・同キャラでは、起源を墓地に落としてヤヴィマヤの古老を循環させるだけで勝ててしまう。私は常々、生き埋めを使ってインカネーションを落とすデッキを組みたいと思ってたのだが、スタンダードですら遅すぎてイマイチだった。しかし、エクテンのいくつかのマッチアップでは素晴らしく効果的だと思えた。あとは、GP会場にいたイギリス人のアイディアを拝借してスラルの外科医をサイドに投入してみた。かなりCoolなサイドボードに仕上がったと思う。
初日は苦難の道のりだった。私のデッキにとってスーサイドはかなり“お客さん”だったハズなのに、たった1回しか当たらなかった。トップ卓にスーサイドが多数いたことを考えると、ツイてないとしか言いようがない。Dirk BaberowskiとPatrick Melloは群衆追いスライを使っていたが、終始ご機嫌だった。ラウンドが終わるごとに、彼らのどちらかが私の所へ「抹殺者が入ってるデッキにまた当たったよ」 とわざわざ報告に来て、結局初日を9-0-0で終えた。私の対戦成績はこんな感じだった。
2つの負けに関して。第5ラウンドのスライのプレイヤーは、Matt RanksがPTヒューストンでトップ16入りしたのと同型のスライを使っていたが、独自の変更として不毛の大地にスロットを取っていた。そして、2ゲーム目と3ゲーム目でまったく同じ鬼回りをっぷり見せてくれた。
2ゲーム目は私が後手だったので、仮に樹上の村じゃなくて森を置いた場合でも負けていたと思う。しかし、3ゲーム目は私が先手であり、初手で森からの鳥か、もしくは強迫や療法といったアクションが起こせれば、勝機はあったかもしれない。しかし、実際問題として私の手札には何もなく、そして彼の引きはGODだった。
もう一つの負けである対UGマッドネスは、もともと相性の悪い相手だった。さらに、彼はメインから用心棒とドレイクを両方入れていたので勝てる見込みはきわめて低かった。それでも、3ゲーム目までもつれ込んで、あとちょっとで勝てそうという所まで追いつめた。私の場には、樹上の村と顔無しが居たし、手札には終止があった。彼の場は土地5枚だけで、手札のうち2枚は土地だと知っていた。しかしそれから先の6〜7ターン、彼はスペルを引き続け、私は土地を引き続けた。
2日目へのラインは7-2-0であり、既に2敗している私は最終戦を勝たなければならなかった。対戦相手はMarc Hernandez、マルカの同キャラ戦だ。彼のデッキには、起源を始めとする対同キャラ兵器各種が使われていた。1ゲーム目は、強迫も療法も行為も引かないうちに数ターンが経過し、彼の錯乱した隠遁者と繰り返す悪夢が循環して、リストークンによるビートダウンで負けてしまった。2ゲーム目は私の生き埋めが炸裂し、起源と不浄を墓地に送り込んで勝った。3ゲーム目も前のゲームとほぼ同じ展開だった。生物を数体並べて2種類のインカネーションを墓地に送り込み、何とか追加の6ターン中に殴りきれる目処がついた。しかし、彼の最後のドローは、なんと棺の追放! マッチは引き分けに終わってしまった。ところが幸運なことに、2人とも2日目に進めないぐらいなら・・、とMarcは投了を申し出てくれた。Marcは本当にナイスガイだ。
そして2日目。
赤いデッキに3ゲームほど負けているが、敗因は1日目とまったく同じだった。スペルを唱えさせて貰えなかったのだ。第10ラウンドでは、港と不毛の大地にハメ殺された。彼がじっくりと私を焼き切るまでの間、ついには2つ目の緑マナを揃えることができなかった。第11ラウンドで、今回準優勝のBenjamin Caumesに当たった。1ゲーム目は花の壁を3枚引いた私の勝ちだった。2ゲーム目は不毛の大地を3枚引いた彼の勝ちだった。3ゲーム目もリシャーダの港を3枚引いた彼の勝ちだった。ホントも1枚もスペルを唱えることができなかった。第12ラウンドでは、生き埋めのおかげで同キャラ戦を制した。
第13ラウンドでSam Gomersdallに当たったが、彼はツイてる男だった。1ゲーム目は完膚無きまでに叩きのめされたが、彼のデッキには6枚くらいしかカウンターが入ってないことが解った。2ゲーム目は、カウンターが少ない相手に生き埋めを通し、スラルと起源の循環で手札をズタズタにした。3ゲーム目もほぼ同じ展開だった。彼のライフは2、私の場には生物数体、スラルと起源も揃っている。彼の手札はなく、場にも土地が7枚だけ。残り時間は2分。この局面で、彼はドローをしてエンドを宣言。
と展開したところで、私はスラルを使って彼の手札を見ようとした。レスポンスで渦巻く知識を打った後、狡猾な願いで一瞬の平和を持ってきてそのままキャスト。彼にターンが移って、渦巻く知識で積んだ1枚目のドロー。そのままエンド。私はバンチューで墓所を歩くものを積み込むと、ドローしてアタック。彼は墓地の一瞬の平和をFBせず、手札から一瞬の平和をプレイ。この時点でタイムアップ、追加ターンに突入。私は墓所を歩くもので一瞬の平和を1枚リムーブしてエンド。彼は渦巻く知識で積んでいた土地を置いてエンド。私はアタックして最後の一瞬の平和を使わせエンド。彼はドローしてエンド。そして迎えた追加5ターン目。私のアタックに対して、彼はさっき引いたカードを使った。一瞬の平和! 渦巻く知識で積んだ分ではなく、自力で引き当てていた。なんてツイてるんだ!
すぐに次の第14ラウンドが始まった。相手はアルーレンを使っているChristophe Haim、そのヌルっ引きは凄まじく、最終ラウンドの相手のGODっぷりを引き立ててくれた。とりあえず脅威になるカードを捨てさせると、抵抗らしい抵抗もできずにゲームが終わってしまった。
最終第15ラウンド。相手はRuud Warmenhoven、デッキは青緑オース。1ゲーム目を私の勝ちで迎えた2ゲーム目。私はGODドローに恵まれた。2ターン目に生き埋めを通し、3ターン目にオースを帰化(このカードはデッキに1枚だ)。そして相手の手札0枚と言うところまで追い込んだ。相手はライブラリートップから蓄積した知識をキャストすると直観をドロー!、そのまま彼の手札は5枚にまで膨れあがった。彼は手札から狡猾な願いでクローサ流再利用術を持ってきて、起源を押し戻した。その後、私は何も引かず、樹上の村に殴り切られた。
この時点で、3ゲーム目をやったとしても、引き分けになることは明白だった。仮にここで私が負けても私はトップ32に残れるし、彼はかなり低い可能性ながらトップ8の目があった。私は、初日の最終ラウンドで投了して貰ったという幸運によりここまで来ることができたので、Ruudにこのマッチの勝ちを譲ることにした。
最終的に私のデッキは、投了とByeを差し引いて6-3-3という成績を残した。当たったデッキやプレイヤーを考えるに、この成績には満足している。3つの負けからは何も得られなかったが、マジックをやってればそんなこともある。もしあなたがこのタッチ赤マルカを使おうと考えているなら、樹上の村1枚とあと何か1枚を切って基本地形である森を2枚追加することをオススメする。しかし、概して見ればこのバージョンはあまり良くない。このデッキでは、Kastle型が抱えてるのと同じ問題がある。もはや、終止を打つ対象なんて環境に存在しないのだ。私はチーム・リーグの一部としてローカルのトーナメントをプレーしてきた。その時のマルカは黒緑の2色だったが、そのレシピはこんな感じで、そしてこの先にプレイすべきマルカもこんな感じになるだろう。
土地は、特殊地形を何枚か外した上で総数24枚にまで増量してみた。除去はもう少し増やしても良いかもしれないが、エディクトはオススメしない。エディクトはスライにもスーサイドにも白ウィニーにも同キャラにも効かないからだ。そこで、顔無しをメインに移して、対リアニメイターの時に(生ける願いでなく)チューターで持ってこられるようにし、また、恐怖をデッキに加えてみた。恐怖は翻弄する魔道士とUGマッドネスによく効くカードだし、対リアニメイターと対オースにも効果を期待できる。このGPで、私は生き埋めがすっかり気に入ってしまったので1本をメインに移すことにした。対スライでは無駄カードになるかもしれないが、対赤バーンになら効かないこともなく、まぁ良いカードだと思う。マルカは、圧倒的な速さを持っているわけではなく、破滅的な行為などで相手を失速させて勝つデッキである。破滅的な行為で一旦場を平らにしたあと、生き埋めから起源/ベイロスを持ってくれば赤使いなら投了してしまうだろう。
できることなら、サイドの燻しは増量したい。このカードはUGマッドネスに本当によく効く。UGマッドネスでまっ先に殺すべきは波止場の用心棒であって、雑種犬やワームトークンではない。用心棒以外のカードは、なるべく単体除去を使いたくないのだ。このトーナメントで、サイドの要塞の監督官の替わりにヴィサラを入れてもいいかもしれないと思った。アルーレンに当たったとしても要塞の監督官なしで勝てると思う。もしアルーレンがメタ圏外だとしたら、絶対ヴィサラに変えるべきだ。ヴィサラは同キャラに強いし白ウィニーにもUGマッドネスにも強い。対UGマッドネスだと、金粉のドレイクで奪われる恐れもあるが、強迫/陰謀団式療法のバックアップがあればゲームを支配する威力がある。
このデッキにとって、50分という試合時間は残念ながら短すぎる。同キャラ戦は苦痛なくらいスローな展開だ。私は元来プレイングが速い方だし、構築戦で時間切れ引き分けになるとは思ってもみなかった。私は先シーズンのスタンダードで、国内選手権/欧州選手権/世界選手権とサイカを使ったが、時間切れしたことなど1度もなかった。サイカだって決して速いデッキじゃないだろ? その私でさえ、マルカを使って1つのトーナメントで3回も引き分けてしまったんだ。マルカを使うにあたって、この点だけは注意した方がいい。
同キャラ戦では、1ゲーム目を取れるかどうかが鍵だ。サイドに墓所を歩くものを入れておけば、相手の起源をリムーブできて、自分だけ起源を回すことができる。この同キャラ対策が駄目だった場合、唯一、短期決戦が有るとしたら、どちらかのプレイヤーの土地事故くらいだ。
事故るのが、あなたではないことを願っているよ!
この連載の次の記事は、サイカとリアニメイターについて書こうと思っている。数日後には書き上がると思う。
翻訳内容は、獅子面のネタ師◆Neta/Frxv.の脳内変換されたものであり原文記事の内容を正しく捕らえきれていない場合があります
原文との併読をオススメします。原文はこちらです
http://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/strategy/20021213a