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プロツアー・ヒューストン プレビュー:プレイテスト・グループ

原文
Pro Tour-Houston Preview: The Playtest Groups
著者
Ken Krouner
訳者
タイ屋
投稿日
2002-11-07
更新
2003-06-29

プロツアーのプレビューというのは、いろいろな角度から考えられる。たとえば、フォーマットとメタゲームの流行を予測して見てみるといったものがある。あるいは、プレイヤーと上位入賞者を予測してみるといったものもあるだろう。わたしの場合、構築のプロツアーにおいては、より社会−政治学的な視点から見ると面白さが増すと思っている。

テストグループというのは、チームを組むのとは違って、政治的で激烈な争いだったりはしない。それほど厳密ではなくて、多くの局面がある。場合によっては、友人と互いに敵対できたりもする。そんなことが、かつてほど頻繁に起きているわけではないが。近年のテストグループは、その他のものと同じくらい、友情にも大きな基盤を置いて形成されているので、(グループ内で)情報を隠しあうというようなことの再発も少なくなった。

これは、今年形成されている注目すべき何チームか(の紹介)である。あなたが期待していたであろう、古くからの主要なものがたくさんある。また、インターネット上のチャット以外に見分けることのできない提携で、どこからともなく現れたように見えるグループもいる。このリストに全員を載せると途方もなく大きくなってしまうので、遺憾ながら、わたしがこのリストに取り上げてない人たちもいる。

ドイツ人+

このチームにいるメンツは、非常に手堅い結果を出している。ジョン・ラーキンは構築のスペシャリストだし、ゲリー・ワイズは彼がイングランドに移って以来、構築でもとどまる所を知らない。ゲリーは現在は北米に戻っているが、こんな短時間で彼の構築戦での勝率が大きく悪化する見込みは少ない。近年圧倒的なドイツ人たちが、この二人のプレイヤーを彼らのチームに加えたことは驚くには当たらない。

この連中は、「悪い」コンボを発見することと、ほとんど常に最高に近いデッキに到達していることで知られている。しかし、それは英語(を話すプレイヤー)とドイツ語(を話すプレイヤー)が同盟(alliance)していた時代のことだった。ゲリーがそのグループから生き残った唯一のプレイヤーだという状態で、彼らの構築の結果を維持できるだろうか?

エリック・テイラーとパット・チャピンが、このシーズン遅くになってこのグループに加わるという話があったが、この記事の時点では、その連携はまとまっていない。

パニッシャー

これがもう一つの、近年の構築で腕を振るっているグループである。昨年、トミィは象コントロール・デッキで、決勝戦まで突き進み、そこで惜しくもカイに敗れた。彼らはまた、OBCで黒も緑も使わずに高い戦闘力を持つデッキを開発することで、多くの批判を退けることに成功した。

彼らは地理的に見た場合にも非常に近い関係にあり、そのために非常に生産的なテストを行えるだろう。2人のインビテーショナル出場者と数人のプロツアートップ8を数えるチームには、いいものが期待できる。

ユア・ムーブ・ゲームス

こいつらは、ばかげているほど多くの回数、エクステンデッドで強い成果を出している。アレックスとズヴィはワールドのためにここに加わり、明らかにYMGはそれを歓迎しているようだ。彼らがかつて持っていたプレイヤーの厚みが不足しているので、確かにエクステンデッドのような環境では障害がある。だからといって、ロブ・ドハティを除外するわけではない。彼は少数のテストパートナーとで、このようなワイドでオープンなフォーマットで、パワフルで興味深いデッキをいくつか組み上げている。エクステンデッドにおいてさえ、テストプレイヤーの大軍が必要だというわけではないのだ。

これは、テイラーとチャピンが加わることに関心を示したもうひとつのグループだったのだが、その話は同じくまとまらなかった。

TOGIT, CMU

さらに多いかもしれないが、私には確信できないので。このグループは大きすぎて身動きがとれないように見えるかもしれないが、額面通りに取らない方がいい。このシーズンが始まったとき、TOGITとCMUはワールドとナショナルのために、同調しようと計画していた。われわれは何度かの成功したテストプレイをともにした。しかし、グループが拡大に拡大しつづけて、ちょっと収まりきらなくなった。それで、早期にわれわれは分割することを決断した。TOGITは彼らの道を行き、われわれは自分たちの道を行くこととなった。

フィラデルフィアの前に、われわれはこの環境(を把握すること)が大仕事なのは理解していた。付け加えて、このグループの間には多くの強い友情が存在しているので、われわれはバックアップを加えることに決めた。フィラデルフィアで、OspyはFranckとChristopheを泊まり込みで招待した。そして彼らはエクステンデッドをテストプレイして、グループに加わった。ピーターはこの週末に同じように加わった。

最初、われわれはLiz Lempicki(※クリス・ベナフェルのガールフレンド)と一緒に活動してた。彼女は依然としてわれわれのデッキの大部分を持っている。しかし、もし彼女が出席(※プロツアー出場か、それともテストチームへの参加なのか、不明)していて、そのまままったくテストをしなかったならば、彼女はあてにならない。これは、また、テイラーとチャピンとクリス・ベナフェルを連れてきたかもしれない。しかし、こんな遅い時点では、そんなシナリオはなさそうだと思える。

わたしはここから良い結果が何人か出ると期待してる。われわれは良いデッキを多数持っているし、われわれの何人かがブレイクすると言える完全な見込みもある。

ユージュアル・サスペクツ

このメンバーは、ミニ・コロニーの残党である。今では一緒に生活しているわけではない−−(ルームメイトの)Huey, Brock and Lindeを考えなければだが。キブラーとルービンは、始源の時から一緒に活動している。ルービンは彼のオンラインでのマジックに困難を抱えている。そこで彼らは、過去でそうあったほど活発にテストできているわけではない。ヒューイは、彼らの側(end)で多くのことをやっていることと、キブラーがある程度のテストを、地元の神童ザック・パーカー(Zach Parker、ベビー・フェイス・アサシンとして知られている)と行っているということをわたしに保証した。

オランダ人たち

全員が強力なプレイヤーである一方、ワールドにおいてこのグループは、数度にわたり、彼らの使えるデッキならなんでも、もらったり、借りたり、あるいは盗んだりしようとしたと見られている。事実かどうかは不明だが、Jelgerは、アレックス・ボルテーのラップトップコンピューターから.decのファイルを探していたとされているが、一方彼はメールチェックをしていただけと主張している。いずれにせよ、彼らはすべてのフォーマットで強い成績を残している強力なプレイヤーたちである。

(書かれている名前が少ないようだが)わたしが彼らを除外したのではなく、単に彼らはワールドの準備していたのよりも、少ない人数でやってるからである。

※最後の一文、難しかったので間違っているかも。

日本人たち

彼らが世界で最高の技術※を持つプレイヤーだというわけではないけれども、常にテクノロジーではゲームのより先にいる。OBCのグランプリシーズンの後半、トーナメントシーンを揺るがした遅咲きのデッキを思い出してほしい。ゾンビ激動とパイレートだ。日本人たちはそれらのデッキを世界選手権の時点で持っていた。ニューオリンズでカイが使って優勝したトリックス・デッキを思い出して欲しい。日本人はそれを1年以上前※に持っていた。それらは青単色で、一方ネクロと儀式と魔力の櫃は依然として使用可能ではあったが。しかし、彼らを見るときのポイントは、彼らが良いデッキを知っているということだ。

※技術(technology)だが、プレイ中での技量(skill)とは別で、デッキ構築に関する面で使われることが多いような気がする。

※青単ドネイトの初出は99年のPTシカゴ。石田格(だったと思う)が開発して一部日本勢が使用した(他にもう1グループ作ってたところがあったかもしれないが覚えてない)。YMGのミシェル・ブッシュが、これにココア・ペブルスの概念(コンボデッキがネクロを使う)を導入したのがトリックスなのは有名。

コートニー・ボーイズ

彼らからのファイナル・アンサーを得て確定することはできなかった。とはいえ、私は彼らが一緒に活動していると考えるのが当然だと思うだけである。彼らはトッププレイヤーであるのと同じく、あなたがプロツアーで見つけられる良き友人たちでもある。しかし、私が特に最初に言っておきたいことは、彼らはリミテッドのスペシャリストだということだ。

デッドガイ

ここには、他にもニュートラル・グラウンドで彼らとともに活動しているプレイヤーがいるはずだが、私はそれらの名前を正確に挙げることができなかった。彼らは全盛期を過ぎているように見えるかもしれない。しかし、私は彼らを単に除外したりといったことは、まだできない。私はワールドでデイブと対戦した。誰かが何を言いたいとしても、彼はそのトーナメントでもっともタフな対戦相手だった。エクステンデッドのようなフォーマットでは、攻撃的なデッキは大繁栄するか、もがき苦しむか(flourish or flounder)だ。もし彼らがドアを再びノックするのであれば、我々は最年長のユーザーたちがその戦略をどう扱うかを見ることができる。

南米

これらの静かというにはほど遠い新参者たちが、ワールドを大いに騒がせた。ディエゴはインビテーショナルでは続けられなかったが、カルロスは彼の存在を知らしめた。この複合体は、次の構築戦プロツアーで結果を出せるだろうか? 時間だけが答えを出せるだろう。

カナダの最高のメンバー

こいつらは、どちらかといえばリミテッドでの才能によって知られている。しかし、ギャブは相当に非公式なマジック・コロニーを作って、かなりの期間こいつらの家主としてプレイしてきた。最近の2度の合衆国でのグランプリにおけるギャブの成績がまぐれだったのか、それともかつてそうだった状態に戻ったのかを確認するのはおもしろいだろう。われわれはまた、チーム2020の個人戦での活動を見て、彼らが個々人では活躍できないのかどうかを知ることができる。

フランス人

クリストフとフランクが表向きは合衆国へと去った一方、何人かの強力なプレイヤーがフランスに残っている。フランスの出してきたデッキというのはふつうは風変わりな面があるが、それがしっかりした結果を出せないというわけではない。Gabriel Nassifは大々的に彼の存在をしらしめた。彼はPierre MalherbaudやRaphael Levyといった古株のプレイヤーからの強力なサポートを受けている。

ミシガン人

この二人は単独でやっている。2人だけのグループというのは並外れて小さいが、それにも関わらず彼らは、このワイドでオープンなフォーマットを把握したと確信している。

彼らがGPミルウォーキーでやったのと同じように、トーナメントをこの二人の素晴らしい連中が奪い取るのを見ることができれば最高だろう。

行方不明の方々

私は、テリーがこのトーナメントに参加しないだろうと聞いた。直近の構築のプロツアーを優勝した人(ケン・ホー)は、このイベントに一個人としてではなく、チームメイトと友人たちとともに参加するらしいということは当然だと思う。ボストン以来、彼からそう聞いている。

その他の参加しようと計画している人全員について、わたしは(もし練習していたとしても)彼らが誰と練習しているか、しかとしたことは言えない。彼らの不幸な魂を救うために、土壇場になってチームが再編成されることがあるかもしれないし、それは面白いだろう。これらの名前のうちのいくつかはグレイヴィ・トレイン落ちしてるかもしれないし、出場するための構築のレーティングが足りなかったかもしれない。

これらのグループが、プロツアー・ヒューストンに向かって共同して活動してきたグループである。いくつかは新しい連携であり、いくつかは古くからの友情のためであり、いくつかは国家の名誉のため、いくつかは大陸への忠誠のためにいる。こんなに違ったタイプのグループと、いろいろな規模のグループがいるので、どのタイプでどの程度の規模が一番良い結果を出せるのかに注目するのも、面白いだろう。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。