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Three Decks: Agressive

原文
Three Decks: Agressive
著者
Brian Kibler
訳者
o・∀・) nira.
投稿日
2002-04-14
更新
2003-06-29

栄光のReigonals Championshipが来てるぜ。新しいスタンダード環境でどんなデッキが活躍することになるのか…これからのメタゲームに大きく関係するビッグな大会だ。PTQと違いRegionalsは1日で全てが決まる。たった一回しか、チャンスはないのだ。

だからちゃんとした計画と準備が必要になってくる。だが、ここで言う『準備』とは、ただプレイテストを重ねるだけではない。一つや二つのアーキタイプにメタをしぼってそれだけには勝てるようなデッキを作るだけではだめなのだ。Regionalsでは、このフォーマットで考えられる最良のデッキを研究し、そのデッキが何故強いのか、何に負けるのかを明確に把握し、その弱点をつかなければならない。

この作業はかなり複雑だが、そう悲観することもない。情報は意外なところに転がっているものなのだ。

この記事では、全てのアーキタイプについて詳細にいたる説明をするわけではない。ただ、Regionalsに向けてデッキを作る際に何に注意すればいいのか、ということを重点的に説明してゆく。

赤緑ビートダウン

まぁ、なんつーか、ビートダウンだ。いつの時代にも存在しうるアーキタイプ。去年はFiresのBlastodermとSaploring Burstが脅威だった。今年は何だろう?Wild Mongrel、Flametongue Kavu、そしてあのElephant&Beastトークン達だ。このサバイバルパークに足を踏み入れた瞬間、銃を持たないものは死んでしまうだろう。自分vs野獣。この戦いを制したものだけがトーナメントの頂点に立つことが出来るだろう。

『Regionalsで一番多いデッキはなにか』賭けてみるかい? 『赤緑ビートダウン』に100万ペソだ。別にこれが現時点で最強のデッキだと言っているわけじゃない。別に『おれだったら絶対にこれをプレイする』なんて言っているわけじゃない。

ただ、赤緑ビートダウンにはRegionalsをくぐり抜ける為に必要な要素を全て持っているのだ。きちんとしたコンセプト。コンセプトを達成する為のカードパワー。純粋な強さ。なんてたってこの環境の一番強い部類のカードを贅沢に使っているんだから弱いはずがないさ。Llanowar ElvesやBirds of Paradiseで構築する安定したマナベース。そこから出てくるファッティ。強力火力。そしてFTK。赤緑には『絶対に負ける』マッチなどないのだ。

赤緑ビートダウンと一口に言っても、実は結構なバリエーションがある。超速効ウィニーバーンから、Kavu Titan等を登載したNeo-Firesっぽいものまで。それもみんなそこそこ強いから嫌になっちまう。だが、実際にRegionalsで成功するのはその中間のきちんとバランスを保ったデッキタイプだろう。Raging GoblinやYavimaya Barbarianは青系のデッキにはとてもよく効くかもしれないが、もっとファッティを登載しているビートダウンと当たっちまったらただのアリでしかない。そしてRegionalsのような場所ではそういう尖り過ぎたデッキは淘汰されてしまうのだ。

だからもし昔ながらのビートダウンが欲しいのなら、このようなデッキはとてもいいだろう。そうでない読者はきちんと調整しておくようにな。さもないと喰われるぞ。

赤緑ビートダウンをつぶすには、そうだな、WorshipやPernicious Deedのようなメタカードに頼り過ぎないことが重要だ。赤緑には『絶対に負ける』マッチなどないのだから。

黒ビーツ

赤緑でないビートダウン、そのほとんどが黒く、何か色を散らしている場合も多い。そのなかでも赤黒が一番強力だ。FTKの能力はただ『強い』としか言いようがなく、他の色にはないメリットとして王の座を独占している。ただ、Regionalsには向かないのではないかと言う意見もある。柔軟な対処力に乏しいからだ。

赤をちらしたデッキがCoP:Black、Compost、Teferi's Moatといったヘイトカードを持つデッキに対して勝つことは難しいので、これらのカードをどうにか出来るようなデッキを作っておきたい。すると何がいいか? と、ここでhttp://www.wizards.com/default.asp?x=sideboard/strategy/sb20020326aのように白をちらすとVindicate等強力なカードが手に入ることに気が付いた。

だが白を入れ過ぎるのは気に喰わん。VerdictやLynxといったカードは『白がないと実現不可』という能力ではないからだ。Neutral Ground Grudge Matchでは、Eric Zieglerが黒白ブレイズを使用していたが、あれは俺の趣味にかなり合っていた。ZieglerはメインにはVindicate、サイドにはCoP:Black、そしてDisenchantを登載することで黒いデッキに柔軟性を与えたのだ。もちろん他のカードを使っても良い…Worshipだとか、Aura Blastだとか。

同じトーナメントでトップ8のうち4人がブレイズ系のデッキをプレイしていたが、Josh Ravitzは緑をちらしてオリジナリティを出していた。彼はZieglerと同じようにメインデッキでの色の追加はCall of the Herd4枚だけ(CoP:BlackとTeferi's Moatへの解答)と最低限にとどめ、サイドではCompost4枚、Pernicious Deedを追加することにより他のデッキへの耐性をつけて板。

もし単純なビートダウンが趣味に合わないのならば、Braids系のデッキはかなりあっているといえるだろう。赤緑ビートダウンの勝利が相手を金づちで殴り潰すような勝利なら、ブレイズの勝利は相手を尖ったナイフで刺し殺すような勝利だ。金槌で殴りきるよりも忍耐とタイミングが必要だが、家具を一緒に潰してしまうようなことはないわけだ。

青緑

黒や赤緑のようにポピュラーではないが、青緑もなかなかアグレッシブなデッキである。単純に『弱いから』注目されない、ということかもしれないが、『注目されていないから』研究が進まない→結果弱くなるということも考えられるわけだ。だが、どちらも正解ではないように思える。Osakaでの青緑の活躍は黒単についで凄まじいものだった。黒単がスタンダードでも活躍しはじめているというのに、なぜ青緑は注目されていないのだろう?

おそらくその理由はただ『黒系の方が面白いから』ということだろう。Cabal CoffersやNantuko Shade等のカードを見てその利用法、新しいアーキタイプを考えるのはとても簡単でエキサイティングだが、青緑ではそのコンセプト自体が使い古されているのだ。Wild Mongrel、Basking Rootwalla、Arrogant Wurm、Circular Logic等のカードは強力だが、今油が乗り切っている黒のカードとくらべるといまひとつぱっとしないのだ。

ほとんどの青緑は構造をトリッキーにし過ぎる。俺はOppositionベースでStatic OrbとSquirrel Nestを両方登載したデッキを星の数ほど見た。俺はNinble Mongoose、Werebear、Krosan Beastを登載したUpheavalデッキを見たことがある。俺はRootwalla、Wurm、Logic、Searchをすべて登載した青緑マッドネスを見たことも、ある。

これらのデッキは決して弱いというわけではない。だが、ほとんどの場合、赤緑やブレイズの用な単純な構造のデッキよりも弱いのだ。おれが普通のデッキを作る際に念頭においておくことは、まず『単体でも強い』カードだけで構築し、『他のカードと一緒なら強い』カードは出来るだけ減らすことだ。

たとえばSquirrel Nest。Oppositionとの兼ね合いではNestは生きてくるが、Oppositionを引かないゲームもあるだろう。そのときは基本的に紙になってしまう。たとえばNimble Mongoose。Upheaval後のアタッカーとしてはかなりいい線なのだが、いかんせん通常はただの1/1である。たとえばObsessive Search。Wild Mongrel、Merfolk Looterとならかなりいいのだが、できるだけはやく相手を潰すというデッキのコンセプトにあっていない。

青緑は基本的に人格形成不全に陥りやすい…昨今の若者のように自分が何をしたいのかがわからなくなるのだ。きちんとしたコンセプトと一貫性。目を楽しませるトリックはファンデッキにはいいのだろうが、トーナメントデッキにはいらないのだ。

このデッキリストはテスティングされていないが、おれが理想とするデッキを構築する為のアイデアにはなるだろう。Wild MongrelとMerfolk Looterはマッドネスとスレッショルドに貢献し、デッキはこいつらがいないと成り立たないほどだ。Upheavalはヤバいときのリセットボタン。こいつの後のRootwallaは直接勝利につながる。Roar of the Wurmはビートダウンあいてのファッティだ。BurstとLogicはもちろん相手妨害用。テンポアドバンテージをとるのだ。

これはまだラフの段階に過ぎない。他のいろを加える等することによりまだまだ強くなるはずだ。ビートダウンで出場したいが、青使い根性が身に染み付いて島と対抗呪文から離れることができなくなった人に最適な逸品である。もしそうでないのなら、そういうひとのRootwalla+Mongrel+Arrogant Wurm+Roarドローにご注意を。ただMongrelとLooterは見たら殺せ。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。